歌手マドンナがラッパーのトリー・レーンズのInstagramに直接コメントし、自身の楽曲を違法で使用していると批判した。トリーの最新曲『Pluto’s Last Comet』のイントロ部分で、マドンナの1985年の大ヒット曲『Into the Groove』にそっくりのメロディがサンプリングとして使われているため、ダイレクトメッセージを送ったという。
その内容は「私の楽曲『Into the Groove』の違法使用に関する、あなたへのメッセージを読んで」との言葉が記されたものだ。
トリーの6枚目のアルバム『Alone At Prom』に収録されている『Pluto’s Last Comet』は80年代のポップ界の巨匠達にインスパイアされたものだが、イントロ部分にはマドンナの楽曲『Into the Groove』のイントロと非常によく似たメロディが、シンセサイザーによるサンプリングとして使用されている。
1985年7月にリリースした『Into the Groove』は、マドンナが出演した映画『マドンナのスーザンを探して(原題:Desperately Seeking Susan)』のテーマ曲としても知られている。今年9月に米誌『Rolling Stone』が発表した「The 500 Greatest Songs of All Time(歴代最高の500曲)」では、161位にランクインするほどの名曲だ。