高まる期待感 ロッテ、2022年こそリーグ制覇へ!

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2022年01月01日 00:14  ベースボールキング

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ベースボールキング

昨年ファイナルステージ進出を決めたときのロッテナイン(C)Kyodo News
◆ 今年こそリーグ制覇へ!

 2022年が幕を開けた。ロッテは昨季2位ながら51年ぶりに優勝マジックが点灯し、優勝マジックを「3」まで減らしたが141試合目となった10月27日の楽天戦に1−2で敗れリーグ優勝とはならなかった。あと一歩のところでリーグ優勝に届かなかったが、2年連続2位とチーム力は着実に上がっている。

 昨季は荻野貴司が全試合で1番に座り、最多安打と盗塁王のタイトルを獲得し、チームキャプテンに就任した中村奨吾も攻守に躍動、レアード、マーティンの両外国人もここぞの場面で勝負強さを発揮した。投手陣も小島和哉が自身初の二桁勝利&規定投球回に到達し、佐々木朗希も後半戦はエース級の働き、救援陣も“勝利の方程式”の国吉佑樹、佐々木千隼、益田直也をはじめ、田中靖洋、唐川侑己、東妻勇輔、小野郁などが安定した投球を見せた。

 「若手のなかに本当に背負っていける選手が何人も出てこないと。本当の意味では常勝軍団にはなれない」と、昨年11月16日に行われた総括会見で河合克美オーナー代行兼球団社長が話したように、リーグ優勝、その先の常勝軍団を築くためにも若手の成長は必要不可欠だ。

 野手陣でいえば、安田尚憲をはじめ、藤原恭大、山口航輝、佐藤都志也、和田康士朗、平沢大河、高部瑛斗など期待の若手は多くいる。安田は昨季春先に一時打点リーグトップに立てば、藤原も7・8月度の月間MVPを受賞、山口もシーズン最終盤からCSにかけてバットで存在感を見せており、一軍で対応する姿を見せた。

 あとは不振期間を短くし、シーズン通して安定した結果を残せるかどうか。一番難しいところではあるが、ここを乗り越えないことにはレギュラーの道も拓けない。若手がレギュラーを掴めば、チームの底上げにも繋がる。中堅、ベテランのレギュラー陣が元気な今だからこそ、ギラギラとした若手のレギュラー定着が待たれる。


◆ 種市の復帰に期待!

 投手陣は小島、佐々木朗、小野、岩下大輝、東妻、河村説人と若い選手たちが育ってきている。そのほかにも、中村稔弥、本前郁也、鈴木昭汰、土居豪人、横山陸人などが一軍で経験を積んだ。

 ファームにも10勝を挙げイースタン・リーグ最多勝に輝いた森遼大朗をはじめ、古谷拓郎、成田翔、育成選手ではあるが最多セーブに輝いた小沼健太、7勝をマークした佐藤奨真などもおり人材は豊富だ。今季大ブレイクしてもおかしくない若手投手が何人も控えているのは、大きな強みといえる。

 そこにトミー・ジョン手術から復帰が期待される種市篤暉もいる。種市は19年にチーム最多の8勝をマークし、翌20年も右肘手術による離脱前までは奪三振数で一時リーグトップに立つなど、エースへの階段を登っていた。同年9月に右肘を手術したが、その能力の高さは既に証明済み。

 種市は野球がうまくなるためにアンテナを張り巡らせ、自分の頭で考えそれを実践していく高い思考力と、現状に満足することなく、常に上を目指してくという高いプロ意識がある。コロナ禍でロッテ浦和球場での取材ができなかったため、リハビリ期間中の姿を見ることはできなかったが、復帰してからの自分を思い描きながらリハビリに取り組んでいたはずだ。

 話がやや脱線してしまったが、種市にはそれだけ期待値が高いということ。ロッテのみならず日本球界のエースになれる力を持っている。焦りは禁物だが、実戦復帰し、今季中に一軍でチームの勝利に貢献する投球を見せて欲しいところだ。

 若手の成長はもちろん、リーグ優勝するためには投打ともに中堅、ベテランが昨季と同様の働きが求められる。若手、中堅、ベテランがうまく融合してリーグ優勝するのが理想的。昨季の悔しさを晴らすには、ペナントレースでの優勝しかない。今年こそ優勝して歓喜の涙を流そう。

文=岩下雄太

このニュースに関するつぶやき

  • 優勝?ナイなぁ。良くてAクラス。昨季藤原や安田がレギュラー獲りきれなかったのが大きいよ。和田は今年も代走屋だろうし。
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