オリックス・湊球団社長「培った自信で連覇にまい進を」食事面の充実も約束

2

2022年01月04日 21:00  ベースボールキング

  • 限定公開( 2 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

オリックス・湊通夫球団社長〈写真=北野正樹〉
◆「自分自身が出来るバックアップを」

 オリックスの湊通夫球団社長が仕事始めの4日、「競った中で勝ち取った自信は大きい。培った自信を武器に連覇に向けまい進してほしい」と、チームの連覇に大きな期待感を示した。また、遠征先のホテルでの食事面の更なる改善など、バックアップも約束した。

 中嶋聡監督のもと、「全員で勝つ」を合言葉に、リーグ公式戦143試合の最後まで覇権を争い、25年ぶりのリーグ優勝を果たしたオリックス。今後さらに進化し常勝球団にしていくために必要なものを問われた湊社長は、キーワードに「自信の積み重ね」を挙げた。

 「まだまだ、伸びしろのある選手の多い、発展途上の若いチーム。さらなる進化が必要」とした上で、「厳しい戦いの末、優勝を勝ち取ったことは選手にとって大きな自信になる。25年間優勝できなかったが、(その自信が)足りなかったのではなく、持てなかったもの。自信は盾になる。プレッシャーをはね飛ばしたり、成功体験をしていく中で自分を信じることが出来る軸を大きくしたりできる。そうすると、ブレがなくなり安定感が増す。それを続けて強いチームになっていくのが常勝球団」と、昨季同様に競り負けず勝負強く勝ち抜いていくことをチームに求めた。
 
 「マネジメントは自信があるが、選手の獲得などは素人が口出ししてはいけない。福良淳一GMや中嶋監督がやりやすいような環境を作ることが、私の最大の仕事。自分自身が出来るバックアップをしっかりとやっていきたい」という湊社長が挙げた支援の一例が、設備の充実などと並んで、遠征先などでの食事面の一層の充実だった。

 コロナ禍で遠征中も外食は出来ず、ホテルでの食事が重要になってくる。これまでも球団管理部が他球団の食事内容などを参考に改善をしてきたが、改めてホテル側にメニューを増やすなどの工夫を要望していく。「おいしいものを食べてもらって、元気になってもらいたい」と湊社長。

 また、京セラドーム大阪を運営する大阪シティドームの社長も兼ねる湊社長は、「コロナ禍のシーズンも3年目。『安全』と『楽しむ』を共生させ、来場して下さるお客様に楽しんでいただける工夫をしたい。具体的にはまだ公表できないが、一体感を生み出したい」と、新たなアイデアでファンを喜ばせたいと語った。


文・写真=北野正樹(きたの・まさき)


【動画】土壇場の神采配!ナカジマジック連発で劇的CS突破

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定