オリックスの新人が入寮 ドラ1・椋木「日本代表に選ばれる投手になりたい」

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2022年01月06日 19:05  ベースボールキング

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「日本代表に選ばれる投手に」と意気込むオリックスのドラフト1位・椋木蓮 [写真=北野正樹]
◆ 入寮前に“アクシデント”も…?

 オリックスの新入団選手が6日、大阪市内の球団施設にある「青濤館」に続々と入寮。

 即戦力右腕として期待の高いドラフト1位・椋木蓮(東北福祉大)は「チームを代表する投手、日本を代表する投手になりたい」と、改めて“日本のエース”を目標に掲げた。




  故郷の山口県から新幹線で大阪入り。タクシーで寮に向かうも、新大阪駅からは約30分で到着する予定が、ドライバーの地理不案内で約1時間10分もかかってしまったという。

 幸先の悪いスタートになってしまったが、家族で訪れた広島県の宮島で引いた初詣のおみくじは「向吉」。吉に向かうという意味だそうで、健康運は「けが、一切なし」。

 「ケガせずキャンプに入るのが大切だと思っている」という椋木にとっては、幸先の良い嬉しい内容だった。



 持参した荷物の中で大事なものは、大学の後輩たちからもらった、愛称の「ムック」の名前が入った焼酎と、ドラフト前に亡くなった祖母の形見の指輪で作ったネックレス。

 「まだ焼酎は飲めないが、活躍して名前が売れたときには飲みたい。祖母は帰省のたびに『プロ野球選手になってね』と言ってくれて、秋のリーグ戦からつけていた大事な形見」と言う。

 まもなくスタートするプロ野球人生。「一軍に入ることからはじまり、1試合をちゃんと投げて、結果にこだわりたい。チームを代表し、日本代表に選ばれる選手になりたい」と目標を掲げた。


 この日入寮したのは椋木のほか、6位の横山楓(投手/セガサミー)と7位の小木田敦也(投手/TDK)、育成2位の園部佳太(内野手/福島レッドホープス)と同3位の大里昂生(内野手/東北福祉大)の計5名。

 園部は、実家のある福島県から車でやってきた。前日の昼頃に出発し、雪の影響は受けなかったが、休憩を含めて約10時間の道のりに「遠かった」。

 引っ越し荷物の中で、最も大事に扱ったのは、レッドホープスの岩村明憲監督からもらった赤バット。入団が決まった際に、「持っていけ」と手渡されたと言う。

 バッドのヘッドには、岩村氏の座右の銘である「何苦楚魂」の文字。「育成でもあり、その気持ちがないと支配下には上がれない」と、まずは支配下登録に向けて決意を口にした。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)




【動画】オリックス新人選手入団発表記者会見の“裏側”

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