マンチェスター・Uは6日、グループ・マネージング・ディレクターのリチャード・アーノルド氏について、2022年2月1日付けでクラブの最高経営責任者(CEO)に就任することを発表した。
なお、すでに退任が決定していたエド・ウッドワード現CEOは、同日付で副会長の座からも退くことになる。ウッドワード氏は2005年にグレイザー・ファミリーの買収とともにマンチェスター・Uの一員となり、2012年から現職を務めていた。
イギリス紙『マンチェスター・イヴニング・ニュース』によると、1971年生まれのアーノルド氏はブリストル大学在学中にウッドワード氏と知り合い、複数の企業での勤務を経て、2007−08シーズンからマンチェスター・Uに入社した。当初はコマーシャル・ディレクターを務めていたが、2013年からグループ・マネージング・ディレクターに昇格し、現在までクラブの商業・運営面を管理してきた。
アーノルド氏はマンチェスター・Uのクラブ公式サイトを通じて「この偉大なクラブとファンに仕える機会を得たことを光栄に思います。その栄誉に少しでも報いたいと考えています」とコメントした。
また、ジョエル・グレイザー共同会長は次のようにコメントしている。
「取締役副会長としての9年間とクラブでの16年間、マンチェスター・ユナイテッドを代表して精力的に活動してくれたエドに感謝したい」
「オールド・トラッフォードへの投資、ファンとの関係強化、そして最も重要な目標であるピッチでの勝利に向けた継続的な取り組みなど、意欲的な計画をもって、リチャードと彼のリーダーシップがクラブの進化における新たな段階を開くことを期待している」