インディカー王者のニューガーデン「F1はドライバーのための選手権には見えない」可能ならドライブを希望

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2022年01月24日 15:10  AUTOSPORT web

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ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)
2度のインディカーチャンピオンであるジョセフ・ニューガーデンは、F1はマニュファクチャラーとテクノロジーに重点が置かれていることから、「ドライバーのためのチャンピオンシップという感じがあまりしない」と述べている。

 NTTインディカーシリーズにチーム・ペンスキーから参戦しているニューガーデンは、かつてはグランプリドライバーになる野望を持っていた。テネシー州ナッシュビル出身のニューガーデンはキャリア初期をヨーロッパで過ごし、ブリティッシュ・フォーミュラ・フォード、フォーミュラ・パーマーを経て、2010年にはカーリンからGP3に参戦していた。

 しかしながらニューガーデンは結果を出すことができず、最終的に母国へ戻ることを促された。アメリカに戻ったニューガーデンは、インディ・ライツでモータースポーツ活動を続け、2012年にインディカーにステップアップした。

 2017年にチーム・ペンスキーに移籍したことで成功を収めたニューガーデンは、これまで17回の優勝と2度のタイトル獲得を達成した。素晴らしい実績を積んだニューガーデンは、F1でレースをするという初期の夢を諦めたことを後悔していない。

「僕にとってF1の魅力はマシンのすごさだと思う」とニューガーデンは、今週初めに行われたインディカーのプレシーズン・メディアイベントで語ったと『Autoweek』は報じている。

「F1について考えるときは、マニュファクチャラー選手権のことを考える。最速のマシンを法外な予算のなかで作り上げようとするんだ。それがエキサイティングなところだ」

「年齢を重ねるにつれて、さらにレースに参戦したりF1を見たりすると、F1が本当に僕がレースをしたい場所か分からなくなる。僕にとっては、ドライバーのためのチャンピオンシップには見えないんだ」

 31歳のニューガーデンはそのような疑念を持ってはいても、現代F1マシンに乗るチャンスをつかもうとするだろうと語っている。

「非常に素晴らしいチャンピオンシップだし、これまでも常にそうだった」とニューガーデンは付け加えた。

「間違いなく僕がやってみたいことだ」

「経験のために、可能ならどのマシンでもドライブしてみたい。そうすれば、実際にそのことについて話すとき、より直接的な知識が得られるだろう」

 2022年、ニューガーデンはインディカーで11回目のシーズンに乗り出そうとしているが、インディカーがモータースポーツのトップカテゴリーのなかで、最も競争が激しいチャンピオンシップだと確信している。

「インディカーは、レーシングドライバーとして最も競争力のある成果を得られるところだと思う」とニューガーデンは語った。

「もしトップレベルのレーシングドライバーで、レースのためのチャンスやチャンピオンシップのタイトル獲得、状況に関係なく大きなレースで勝利することを求めているのならね」

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