コロナ禍で人気が再燃しているゴルフ。
最近では若い人の間でもゴルフを始める人が増え、レッスンや打ちっぱなし、ゴルフ場で撮影し"#ゴルフ女子"のハッシュタグをつけた投稿をSNSなどもよく見かけるようになりました。
筆者はゴルフ未経験者ではありますが、直近で挑戦したいと思っており、暇さえあればYouTubeやスクールの検索をして、今年中のデビューを目指しているところ。
そんな中、編集部からゴルフウェアの展示会のお誘いがあったので、スポーツブランド「le coq sportif(ルコックスポルティフ)」の新ライン「RIJOUME(リジューム)」の2022年春夏のゴルフコレクションを見学してきました。
○「le coq sportif」の新ライン「RIJOUME」とは?
ニワトリのマークが特徴の、1882年にフランスで生まれたスポーツブランド「le coq sportif」のゴルフコレクションから2020年に展開を始めた新ラインの「RIJOUME」。
ゴルフは「オジサン」向けのスポーツのイメージが強いですが、本ラインは20〜30代の若手ビジネスパーソン向け。特にSNSなどでは女性からの支持が高いと、本ラインの広報を務める加藤源太郎さんは言います。
またファッション性だけではなく、本ラインすべてのアイテムはエコ素材を50%以上使ったサスティナブルなゴルフウェアなのです。
○パリをインスピレーションしたシックなデザイン
2022年春夏のテーマは「パリ エッセンシャル」。
パリのアートやファッションを取り入れ、曲線がデザインされたものや、上品でシックなテイストを落とし込んだという。
レディースでは、スポーティさもありながら上品さを感じられるファッションで、モノトーンをベースにくすんだピンクのワントーンをアクセントに加えたものが今季のトレンドとなっていました。
ショート丈の「ハーフジッププルオーバー」(1万7,600円)は、ドロップショルダーでゆったりとしたシルエットになるため、女性らしい印象を与えてくれます。
アニマル柄の「レオパードハイウエストスカート」(1万6,500円)は、ハイウエストですっきりとしていて、少し長めの丈感が、大人っぽい雰囲気に。
レオパードの柄の中には「le coq sportif」の頭文字「L」「C」「S」がこっそりと隠れているという遊び心も見られます。
ショート丈のトップスやハイウエストのスカートは脚長効果があるので、女性からするとかなりありがたいポイント。また、ドレスライクのトップス「スリーブレスシャツ」(1万2,100円)は、ゴルフウェアには珍しいバックファスナーになっていました。
バックファスナーを使用しているため立体感が生まれ、すっきりとした印象になります。
そのほかにも今季のトレンドとなるモノトーンとくすみカラーの組み合わせの商品も目白押しでした。
一見、袖が長めのショートスリーブポロシャツに見えますが、後ろ側の腰から下がプリーツになっていて、スイングなど体がねじれるタイミングでヒラヒラと動きを出す「バックプリーツハーフスリーブポロシャツ」(1万4,300円)、あえて違和感のあるところで切り返しのあるスカート「ハイウエストスカート」(1万4,300円)も。
展示会では、モデルで「le coq sportif」のブランドアンバサダーの池田エライザさんの意見をもとにデザインされたコレクションも並んでいました。
池田さんがゴルフをするならこんな服が着たいと、ファッション感覚で楽しめるアイテムが展開されたそう。
赤いハイネックのトップス「ドルマンスリーブシャツ」(1万3,200円)は、ハイネックでも折り返しても使える仕様になっていました。
ゴルフ未経験の筆者からすると、ゴルフのドレスコードと言えば少し堅苦しいイメージがありましたが、スポーティからドレスライクなルックがそろい、自分好みのスタイルを楽しめるようになっていることに驚きました。
○ゴルフをもっと快適に楽しむフェムテックアイテムも登場
昨今注目されているフェムテックアイテムも「RIJOUME」から3月に発売されます。
女性ゴルファーの意見やニーズから商品化したもので、一見普通のTシャツに見える「カップ付きゴルフシャツ」(1万3,200円)は、下着の透けやあたりが気にならないカップ付きのシャツで、1枚でも着用できるという。
キャミソールなどのインナーでカップ付きのものはよく見かけますが、Tシャツにスポーツブラのようなしっかりとしたカップがついているので、安心して快適にゴルフプレーを楽しめそうです。
さらっとした触り心地の「アクティブサニタリーショーツ」(5,390円)は、汗をかいたときの不快な蒸れを軽減する吸水速乾素材を使用しています。
立体的な設計になっているので動いた時も体にフィットしやすく、さらに生理用品との併用もしやすいように、吸水部分はふらし構造になっていました。
○メンズはブルーがキーカラー、スタイリッシュな曲線のデザインも
レディースだけでなく、もちろんメンズのアイテムも充実しています。
メンズのキーカラーは、モノトーンに緑みのあるブルー。街着として定番化したジョガーパンツや、モックネックのトップスなどが数多く並んでいました。
アウターの「ストレッチフルジップブルゾン」(1万7,600円)は、フロントに大きく曲線が描かれています。
ブルゾンと聞くとシャカシャカした素材のイメージがありましたが、驚くほど生地が伸びるので動きやすさ抜群。防風・撥水機能も備わっているので、変わりやすい天気の時や肌寒い日に大活躍してくれそう。
モックネックのTシャツ「ホールガーメントモックネック半袖シャツ」(1万3,200円)は、あまり見たことのないニット素材を使用。
実はこのトップス、「1本の糸で作り上げる」ホールガーメント(無縫製)で縫い目がなく、軽く仕上がっているのが特徴で、肌触りもさらっとしていて気持ちが良いのです。
また、吸水速乾のある素材を使用しているのでニット素材ならではの乾きにくいストレスを解消してくれます。
さらに、秋冬と春夏の間で展開されるコレクションでは、曲線を柄で表現したデザインのものも並んでいました。
特に目を引くのが、大胆なモザイク柄のトップス「ルコックモザイク柄モックネックシャツ」(9,790円)と、ショートパンツの「ルコックモザイク柄ショートパンツ」(1万4,300円)。
グリーンでもしっかりと映えそうなデザインです。
デザイン性、ファッション性、機能性に優れたものばかりが並んでいた「RIJOUME」。エコ素材を50%以上使用しているとは思えないほどのクオリティーに驚かされました。
ゴルフ未経験者の筆者には、練習してある程度自信がついてからおしゃれなゴルフウェアを楽しむことになりそうですが……。笑
ゴルフプレーのモチベーションを上げてくれるのではないかと思いました。「RIJOUME」の春夏コレクションは2〜3月に発売の予定です。
吉川夏澄 よしかわかすみ アパレル、スポーツジムのインストラクターをなどを経験し、現在はOLライターとしても活動中。ファッションをはじめ、コスメ、スキューバダイビング、美食、辛いもの……など幅広い興味を記事として投稿中。 instagram : kassunne67 この著者の記事一覧はこちら(吉川夏澄)