アーセナル、オーバメヤンとの契約解除を正式発表…約4年の在籍で92ゴールを残す
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2022年02月02日 07:32 サッカーキング
アーセナルは1日、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンがクラブとの双方合意で契約解除することを発表した。
今季はリーグ戦でわずか4得点と不調に陥っていたオーバメヤンは、昨年12月のサウサンプトン戦で「規律違反」を理由にメンバーから外されると、数日後には約2年半にわたって務めた主将の座が剥奪されることが決定。さらに1月からアフリカネーションズカップに参加した際、代表活動中に新型コロナウイルスに感染すると、後に大会前合宿で選手たちがパーティを開いていた映像が出回ったこともあり、素行不良からアーセナルとの関係が冷え込んでいるとされていた。
今冬の移籍市場では、前線の補強を目論むバルセロナが当初レンタル移籍での獲得を望んでいたものの、その高給が障壁となって実現せず。しかしマーケット最終日、今後の起用が難しい選手に半年で900万ユーロ(約11億円)とされる給与を支払いたくないアーセナルと、バルセロナへの移籍を希望するオーバメヤンの意向が合い、バルセロナ移籍に向けて双方合意で契約解除する流れとなった。なお、バルセロナへの移籍は完了しているとされ、まもなく公式発表される見込みだ。
2018年1月にアーセナルへ加入したオーバメヤンは、約4年間で公式戦163試合92ゴールという数字を残し、2018−19シーズンにはプレミアリーグの得点王も受賞。2020年に行われたFAカップ決勝(チェルシー戦)とその後のコミュニティシールド(リヴァプール戦)でもそれぞれ重要なゴールを決め、エースとしての大役を果たしクラブにタイトルをもたらした。クラブは退団決定に際し、数々の名シーンをまとめた動画とともに、「キャリアの次の舞台でオーバの幸運を願うとともに、クラブへの貢献に感謝します」と発表した。
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