「憧れたことがある」駅員さん姿に笑顔 オリのドラ5・池田陵真がラオウに教わったこととは…?

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2022年02月04日 19:00  ベースボールキング

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駅員姿で場内アナウンスをする池田陵真 [写真=北野正樹]
◆ 「一生、記憶に残る」と笑顔

 オリックスのドラフト5位ルーキー・池田陵真選手(大阪桐蔭高)が、JR宮崎駅で駅員を体験。

 制服・制帽姿で場内アナウンスを行い、マイクを通してキャンプ地への来場も呼びかけた。




 宮崎キャンプはじめての休日となった4日。やや小さめの制服に身を包んだ18歳は、宮崎駅西口改札の前で場内アナウンスに挑戦。

 「みなさん、こんにちは。オリックス・バファローズの池田陵真です。(略)リーグ連覇、日本一に向け、皆様の熱い声援をお願いいたします。自分のアピールポイントは、力強い打撃と外野からのスローイングの肩の強さ。そこを見てほしいです。それでは、キャンプ地でお待ちしています」

 自己PRも忘れず、よく通った声でよどみなくアナウンス。「小学生の頃、駅員に憧れたことがある」といい、「一生、記憶に残る」と笑顔を見せた。


 
◆ 唯一の高卒ルーキー「野球を一番に考えている」

 新人で高卒は池田ただ一人。プロの世界の感想は「もっと厳しい争いかと思っていたが、楽しいというか、選手同士、良い関係でやっている」。

 戸惑うことも多いはずだが、「Bグループにいても、一軍でレギュラーの方も多く、練習を見ているだけで勉強になる。外野ノックを受ける時の捕球までの速さはすごいし、打撃もパワーがあり、打球も強く、飛距離もある。少しでも吸収したい」と貪欲な姿勢を見せる。

 「どんなイメージで打っているのですか」と質問した昨季の本塁打王・杉本裕太郎からは「角度をつけてライナーを打ちに行くイメージ」と教わり、さっそく練習で試しているという。


 コロナ禍で外出も自由に出来ず、ホテルで過ごす時間がほとんどだが、気分転換になるような私物は持ってこなかったとのこと。もっぱら自室か、ホテル内のストレッチが出来る部屋で過ごしているという。

 「野球に集中したい。野球を一番に考えているので」と表情を引き締めた池田。

 先輩から学び、野球漬けの日々を送り、目標とする「1年目から一軍」を目指す。


取材・文=北野正樹(きたの・まさき)




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