「先発、リリーフの調整方法は変わらない」、「決め球が全球種」。楽しみな存在のロッテドラ3・廣畑

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2022年02月04日 19:30  ベースボールキング

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ロッテのドラフト3位・廣畑敦也[提供=千葉ロッテマリーンズ]
「自分はそんなに突出して能力が高いというのがないので、そういったところでも安定感、ピッチングでもフィールディングであったり、そつなくこなす、満遍なく高いレベルで全てができているところをアピールしていこうと思います」

 石垣島春季キャンプでこのようにアピールしていきたいと話したのは、ロッテのドラフト3位・廣畑敦也(三菱自動車倉敷オーシャンズ)だ。

“満遍なく高いレベル”でいうと、決め球もそうだ。「大学時代からカーブを投げていて、社会人でカットボールを投げている。2つの球種。軸になるボールを増やそうという部分では、自分のなかでやってきた成果をこのキャンプで出せているのかなと思います」。カーブ、カットボールを武器とし、春季キャンプのブルペンでも捕手陣からは「カーブはすごいいいねと言われたので、自分の自信のある球を評価してくれるというのはいいことだと思います」と評価を受けた。

 カットボール、カーブを決め球にしていくのかと思いきや、廣畑は「僕はどちらかというと決め球が全球種」という考えを持つ。

 「どんな場面でもまっすぐならまっすぐ、カットならカット、カーブならカーブ、チェンジアップならチェンジアップと、キャッチャーが組み立てていくなかで、この球を今回は決め球にしようと、全球種、決め球にできるようなピッチャーになりたいと思っている」。相手打者の調子、試合展開、廣畑のその日の投球の出来によって、決め球を変えているようだ。

 社会人時代に全球種を決め球にしていることで、助かった場面があったという。

 「まっすぐがダメな日でもカットボール、カーブが良かったら、見せ球にすることもできる。逆にカーブ、カットボールが安定しなくても、まっすぐが良ければ、まっすぐとチェンジアップだったり、2つの球種を揃えることができていた。いろんな球種を高いレベルで投げられるのは大事だなと感じています」。

 先発とリリーフでは球種の違いは出てくるのだろうかーー。

 「リリーフでいく場面は基本ピンチの場面。流れを持ってきて欲しいという場面が多いと思うので、社会人時代はまっすぐが、どのチームからも速いピッチャーと思われていた部分で、まっすぐで押していくというのはあった」。

 「先発だったら先発で速いボールがあるけど、変化球とかもカウントをすぐ作っていけるピッチャーだなと思っていてくれたので、バッターも警戒していると感じる部分はあった」。

 廣畑は先発とリリーフの両方をこなせるのが強み。「先発、リリーフするときも調整方法は全く変わらないので、いつでもいけるように準備はしています」と、柔軟に対応ができそうだ。

 第1クールは1日にブルペンに入り、3日に打撃投手を務めた。「まだバッティングピッチャーしかしていないんですけど、バッティングピッチャーをしていくなかで、コントロール、まっすぐの強さ、昨日の時点では自分のなかでは良かった。そういった部分を継続して、今度はスピードという部分を見せていければいいかなと思います」。開幕一軍入りへ向けて、第2クール以降もアピールしていく。

▼ 廣畑敦也
背番号:30
生年月日:1997年12月3日生
守備位置:投手
身長 / 体重:175センチ / 83キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:玉野光南高−帝京大−三菱自動車倉敷オーシャンズ−ロッテ(ドラフト3位)

取材・文=岩下雄太

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  • 一軍の試合に…東妻や小野を出さなくていい位に活躍して欲しいわ!
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