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オリックスの守護神・平野佳寿が6日、春季キャンプで初めてブルペン入りし、35球を投げ込んだ。
「1月にしっかりと体を作ってきたので、ブルペンから実戦につなげていくことが大事。練習で良くても、実戦でダメではいけない。練習のための練習にならないように、練習から実戦を意識していきたい」と、3月8日に38歳となるベテランらしい言い回しでブルペンでの投球を振り返った。
今季のプロ野球は、昨季の9回制から延長12回制に変更される予定。「昨年は3連投させてくれなかった。したいとも思いませんが」と報道陣を笑わせ、「今年は行けと言われれば行く準備はします」とキッパリ。
投手起用も変わることが予想されるが「投手は投げてナンボ。みんなに登板のチャンスが増えるから、喜ばなくてはいけない。出番が増えるので、みんなで頑張っていければ」と歓迎した。
自身の役割については、「守護神を狙ってやっているつもりはない。そのスタンスは変えない。抑えをやってくれと言われれば意気に感じてやるし、セットアッパーも先発も、行けと言われたら行く。みんなそこを狙ってくると思うので、こんなおじさんに負けないように頑張ってもらって、僕も頑張る」と、若手の奮起も期待した。「話を聞いてこられたら、出し惜しみせず教える。僕も若い選手のいいところを学びたい」とも。
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2年目の目標はNPBで2014年（62試合）以来の60試合登板。「昨季は、（首痛などで）1か月離脱してしまった。もう一度、60試合を投げてみたい」とフル回転を誓う。
「（昨季は）日本の打者やチームを思い出しながらやっていた。（今季は）新たな打者との対戦もあり、自分も進化しなければならない」。
まだまだ、若い選手とのポジション争いに負けるつもりはない。
取材・文＝北野正樹（きたの・まさき）
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