新監督は対話希望も…リンガード、マンUとの契約更新は考えず今夏退団か

マンチェスター・Uに所属するイングランド代表MFジェシー・リンガードは、同クラブ退団を決断しているようだ。4日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　現在29歳のリンガードはマンチェスター・Uの下部組織出身で、2014年8月にトップチームデビューを果たした。レスターやバーミンガム、ブライトン、ダービー・カウンティへのレンタル移籍も経験。昨年1月には半年間の期限付き移籍でウェストハムに加入し、昨年夏にマンチェスター・Uに復帰した。

　今シーズンはここまで公式戦22試合に出場しているが、先発出場はわずか5試合にとどまるなど出場機会は限られているリンガード。FIFAワールドカップカタール2022に出場するためにクラブでの出場機会を求め、今冬も移籍を希望していたものの、マンチェスター・Uの他クラブとの交渉が破談に終わったことから、移籍が実現しなかった。

　先月21日には今シーズン終了後からエリック・テン・ハフ氏がマンチェスター・Uの新監督に就任することが発表されており、テン・ハフ氏は同選手と将来について話し合うことを熱望していることも報じられている。それでも、マンチェスター・Uの扱いに不満があるリンガードは、新監督と話し合うことに興味はなく、2022年6月30日で満了となる現行契約終了後に同クラブを離れるつもりであるようだ。

　なお、リンガードに対しては、ニューカッスルやミラン、ユヴェントス、パリ・サンジェルマン（PSG）など多くのクラブが関心を寄せていることが明らかになっているが、果たして来シーズンはどこでプレーすることになるのだろうか。