リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、7日に行われたプレミアリーグ第36節トッテナム戦を振り返った。8日にイギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
リヴァプールは勝って首位マンチェスター・Cにプレッシャーをかけたい一戦だった。しかし、難攻不落の要塞『アンフィールド』に乗り込んだトッテナムは、守備に主眼を置いて割り切ったゲームプランを敢行。リヴァプールはそんなアウェイチームのソリッドな戦いぶりに苦しみ、1−1のドローで勝利を逃した。
試合後、トッテナムの守備に感銘を受けたかと聞かれたクロップ監督は、「この手のフットボールは好きではない。だが、それは私の個人的な問題だ」と回答。続けて次のように語った。
「彼らのことはワールドクラスだと思っているし、試合のためにもっと努力するべきだったと思う。彼らのポゼッション率は36〜38パーセント程度(※試合終了後のスタッツでは35.1パーセント)だったと思う。だけど、それは私の問題であって、私が指導することはできない。世界トップクラスの選手たちは、どんなボールもブロックしてしまう。本当に難しい」
「(2019−20シーズンのチャンピオンズリーグ・ラウンド16でも)アトレティコ・マドリードが同じことをやった。いいんだ、全然構わないさ。ただ、私には真似できない。彼らのやることはすべてリスペクトしているが、私にはできないんだ」
逆転優勝はマンチェスター・Cの結果次第という状況に変わりはなく、クロップ監督も「他の試合もある。続けていくしかないんだ」と顔を上げている。リヴァプールの次戦は10日に行われ、クラブレジェンドのスティーヴン・ジェラード氏が率いるアストン・ヴィラと敵地で対戦する。