マンチェスター・Cに所属するウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが、ロシアによる母国・ウクライナへの軍事侵攻によって難民となった10歳の少年をクラブのトレーニング施設に招待したことを明かした。
10日に自身のインスタグラムを更新したジンチェンコは、自身が少年とボールを蹴り合っている写真を掲載するとともに、以下のようなキャプションを添えた。
「彼はアンドレイ、10歳だ。今、彼は安全な場所にいる。多くのウクライナ人と同じように、彼も戦争によって家族とともに故郷を追われた。この少年はサッカー選手になることを夢見て、チームの練習に参加した。彼が夢見るのはただ一つ、我が国の平和なんだ。ごく普通の生活が送れるようになることを願っている。ロシアとの戦争を通じて、アンドレイのような子どもたちが今ウクライナにたくさんいることを思うと、とても胸が痛む。子どもたちは子どもらしさを奪われ、さらに悪いことに命をも奪われてしまっている。ウクライナの勝利の日は近いと信じている。そして、すべての子どもたちが、今日マンチェスター・Cの協力によってアンドレイが数分間体験できた夢とポジティブな感情に満ちた時間を再び送ることができるようになるはずだ」
「ウクライナに栄光あれ」
本投稿には約12万件の「いいね!」がつき、その中には同僚のポルトガル代表DFジョアン・カンセロやイングランド代表MFジャック・グリーリッシュ、ユース時代を過ごしたシャフタール・ドネツクの公式アカウントの名前もあった。
【画像】ジンチェンコと10歳の少年がボールを蹴り合う
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