バルセロナに所属するオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングは、今夏にマンチェスター・Uへと移籍する可能性があるようだ。12日にイギリス紙『マンチェスター・イヴニング・ニュース』や同国メディア『トークスポーツ』などが報じた。
報道によると、今夏の移籍市場で中盤の補強を目指すマンチェスター・Uが、F・デ・ヨング獲得の可能性についてバルセロナに問い合わせたという。財政難に苦しむバルセロナが同選手を手放す可能性はゼロではないと見られており、移籍金は6500万ポンド(約102億円)から7500万ポンド(約118億円)となることが予想されている。
なお、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、確かにマンチェスター・Uからバルセロナへの接触はあったようだが、現時点でクラブ間合意はないようだ。また、同選手はチャンピオンズリーグ(CL)でプレーすることを希望している模様。バルセロナは来季のCL出場権を獲得し、マンチェスター・Uは来季のCL出場を逃している。
ただ、来季からマンチェスター・Uの監督に就任するエリック・テン・ハフ監督(現アヤックス)の存在が、移籍の後押しになる可能性は十分にありそうだ。現在25歳のF・デ・ヨングはアヤックスの下部組織出身。テン・ハフ監督の下でキープレイヤーとして活躍し、2018−19シーズンに国内2冠とCL準決勝進出の立役者となった。
同選手は2019年夏に移籍金6530万ポンド(当時レートで約93億円)でバルセロナに加入。ここまで公式戦通算138試合に出場し、13ゴール17アシストを記録している。