ジャニーズWESTメンバー分析 第5回:中間淳太、博学多才で幅広く活躍する努力家 ツッコミも光るイジられキャラ

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2022年05月20日 06:01  リアルサウンド

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ジャニーズWEST

 グループ初となる32.5万人動員予定の3大ドームツアー『TO BE KANSAI COLOR -翔べ関西から-』の開催が決定したジャニーズWEST。新番組『DEEPな店の常連さんに密着 イキスギさんについてった』(TBS系)で新境地に挑戦中の7人の魅力に焦点を当てる。第5回は中間淳太。


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■コメンテーター、クイズ番組など広い知識を活かした活躍


 表紙を務め、インタビューが掲載された創刊約60年の小説誌『小説現代』を初めて完売させた逸話を持つのが中間淳太だ(※1)。関西エリアでの個人のレギュラー番組数はグループ筆頭で、『よんちゃんTV』(MBS)、『ちまたのジョーシキちゃん』(関西テレビ)、『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABC)に出演。時事問題などに精通し、第49回衆議院議員選挙の際は『「選挙の日」よんチャンTV開票特番』(MBS)にも出演するなど、コメンテーターとしての実力は共演する専門家や評論家からも太鼓判を押されるほどだ。『東大王』(TBS系)をはじめとしたクイズ番組でも博識ぶりを披露し、活躍している。


 情報番組への出演について、ライブMC内でメンバーの重岡大毅から「どうやって勉強してるの?」と聞かれた中間は「普通にニュース見ているだけ」と答えていたが、グループのレギュラー番組や音楽番組への出演にライブなど多忙を極めるスケジュールの中で、時間を見つけ勉強を続けていることは明らかだ。常に最新の情報にアップデートする必要があり、日々の努力の賜物といえるだろう。さらに、台湾で生活していたこともあり中国語が堪能だが、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で観光英語検定1級に挑戦するなど英語も習得しているトリリンガル。過去にも『FIVBワールドカップバレーボール2019』(フジテレビ系)では語学力を生かし、選手に直接インタビューする姿も見られた。今後も海外ロケやインタビューなどで活躍の場を広げていくのだろう。


 また、読書家としても知られ、特にミステリに精通。前述の『小説現代』内のインタビューでも、小説好きになった経緯を告白している。ミステリを読む際には犯人を推理しながら読み進めるそうで、作詞をする上でも、読書から得た語彙力が非常に役立ったという。中間が「面白い」と『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(相沢沙呼 著)を紹介した際も、一時店頭で売り切れになる書店もあったようだ。彼がきっかけでミステリや小説の面白さに触れたというファンも多く、影響力の高さを窺わせる。


■独自の世界観を確立したパフォーマンス


 セルフプロデュース力や独自の世界観を創り出すことに秀でているのも、中間の大きな才能のひとつである。『WESTival』ツアーで披露された「Into Your Eyes」は、中間が作詞を担当(Komei Kobayashiとの共作)。藤井流星、小瀧望とのユニット曲であり、ライブではセクシーな演出も交えて披露され、会場からは大きな歓声が上がっていた。アルバム『rainboW』に収録されたソロ曲「Pinocchio」でも作詞を担当している。


 ライブでは、大のディズニーファンでもある中間の美意識と世界観で創り上げられたダークファンタジー的要素をエンターテインメント性の高い演出で披露しており、“THE中間ワールド”に引き込まれる。中間のダンスは、指先まで神経の行き届いた繊細でしなやかな動きが特徴。長い手足を生かした自身の見せ方も非常に上手い。楽曲のイメージに合わせてガラリと踊り方を変えられるのは、自己プロデュース力の高さと独自の感性ゆえであるように思う。


 またグループ内でファッション好きとしても知られており、ファッション誌『Oggi』の連載では、自身のファッション観について語るなど仕事の幅を広げている。


■メンバーとの信頼関係の上に成り立つイジられキャラ


 パフォーマンス力に加え、高学歴な一面と語学力を併せ持つ中間であるが、それだけに止まらないのがジャニーズWESTのメンバーである所以だ。


 自ら運動音痴であることを公言し、バラエティで体力を試される企画でもヘタレな姿も隠すことなく見せている。また白塗りの“オバQ”のコスプレ姿を披露するなど、インテリイメージとの振り幅も沼にハマる人が多い理由のひとつだろう。ライブMCでの無茶振りにもためらうことなく応えるあたりに、関西人らしさを感じずにはいられない。


 まわりからイジられた際に、素早く対応できる言葉の引き出しの多さにも感心するばかり。メンバーから髪の毛をフーフーと吹かれると、間髪入れず「わしゃタンポポか!」とツッコミ。事務所入所16年目を迎えたライブのMCでメンバーからの無茶振りが続くと、それにノリながらも見事なタイミングで「16年目や!!」とキレ返して会場を盛り上げるなど、サービス精神も旺盛だ。


 グループの中では最年長であるが、あえてイジられキャラになれるのは、中間がメンバーへ絶大な信頼とリスペクトを感じているからに他ならない。かつて『RIDE ON TIME』(フジテレビ系)でデビュー後5年間ほどは思ったような活躍ができず、芸能界を退くことも頭をよぎったと語っていたが、メンバーの存在が大きかったという。


 幅広い知識や語学力、ディズニー愛やファッションなど独自の分野に活躍の場を見いだした中間。生真面目な性格だけに準備や努力を怠らない姿勢は、ジャニーズ以外のタレントからの信頼も厚い。情報番組やクイズ番組への出演が多いイメージの中間であるが、実はグループの主演舞台ではアドリブを笑いに繋げるといった演技力も備えている。今後はコメンテーターの仕事に加え演技の仕事など、さらなる飛躍に期待したい。(北村由起)


※1:https://realsound.jp/book/2021/09/post-859185.html


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