11年の時を経て…イブラヒモヴィッチがミランを再び玉座へと導く「約束を守った」
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2022年05月23日 14:44 サッカーキング
ミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、セリエA優勝の喜びを明かした。22日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。
セリエA第37節終了時点で首位に立つミランは、最終節でサッスオーロと対戦。引き分け以上で2010−11シーズン以来のスクデット戴冠となるミランは17分、FWオリヴィエ・ジルーのゴールで先制に成功すると、32分にも同選手が決めてリードを2点差に広げた。さらに36分、MFフランク・ケシエが優勝を手繰り寄せる3点目。試合はこのまま3−0で終了し、ミランが史上19度目の玉座に就いた。
2019年12月にミランへ7年半ぶりに復帰したイブラヒモヴィッチ。2010−11シーズンの優勝経験者として、ミランを再びスクデットに導くことが使命だった同選手は「ミランが優勝したとき、俺はここにいて、11年後に優勝した時、またここにいるんだ」と快哉。続けて「俺はここに来たときに交わしたミランとの約束を守った。スクデットを再び獲得する、と言ったときには多くの人が笑ったけど、俺たちは懸命に努力し、結果のために苦しむということの意味をチームに示した」と約束を果たしたと口にしている。
4月30日に病気のため54歳で逝去した大物代理人のミノ・ライオラ氏。自身の代理人を務めていたライオラ氏について、イブラヒモヴィッチは「ミノは俺をミランに欲しがり、ミランを救えるのは“お前だけだ”と言ってくれた人物の一人だ。このトロフィーを彼に捧げるよ」と告白。また、どのような言葉をかけてあげたいか、と問われた同選手は「あと10年プレーして、もっと金を盗もうぜ!」とイブラ節をもって、ライオラ氏に思いを馳せた。
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