レアルOB、土壇場でPSG残留のエンバペについて「私なら3年後も連れてこない」

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2022年05月25日 11:50  サッカーキング

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ミチェル氏(左)が、PSGと契約延長したエンバペ(右)についてコメント [写真]=Getty Images
かつてレアル・マドリードに在籍した元スペイン代表MFミチェル氏が、パリ・サンジェルマン(PSG)と契約を延長したフランス代表FWキリアン・エンバペについてコメントした。24日に、スペインのラジオ局『カデナ・セール』が伝えている。

 今夏の移籍市場で大きな注目を集めていたエンバペの去就は、実現の可能性が高いとみられていたレアル・マドリード移籍ではなく、PSG残留という形で決着した。23歳のフランス代表FWは、PSGと3年間の契約延長。2025年まで同クラブへととどまることになった。

 現役時代に“キンタ・デル・ブイトレ”(ハゲワシ部隊)の一員として名を馳せたミチェル氏は、エンバペの決断について「レアル・マドリードにとって良いニュースか悪いニュースかは分からないが、エンバペにとっては悪いニュースだ」と語った。

「これまでの歴史の中で、レアル・マドリードには素晴らしい選手たちが数多く在籍した。でも、そんな彼らが退団したとして、恨めしく思うことはなかったはずだ。そして、それは他クラブでプレーする優秀な選手の加入が実現しなかった場合も同じことさ」

 一時は、レアル・マドリード加入の合意報道も出ていたエンバペ。最終的にPSGとの契約を延長したものの、エンバペは残留の経緯を説明した場で「会長(フロレンティーノ・ペレス氏)とレアル・マドリードのことをとても尊敬している」「将来何が起きるかは決して分からない」と、将来的なレアル・マドリード加入に含みを持たせた。土壇場でPSG残留を選んだエンバペの決断を“裏切り”と捉えるファンも一定数いるなかで、ミチェル氏は異なる考えを持っているようだ。

「裏切りというのは愛する人のためにある言葉であって、エンバペはレアル・マドリードに対して何の感情も抱いていなかっただろう。私であれば(PSGとの契約が満了となる)3年後も彼を連れてくることはないね。なぜなら、彼には事情があってPSG残留を選択したのであって、今来たくないのなら、後からも来るべきではないからだ」

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