FP1トップタイムの中上貴晶「午後はリヤグリップとマシンの安定性に苦戦」/MotoGP第8戦イタリアGP初日

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2022年05月28日 10:50  AUTOSPORT web

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中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第8戦イタリアGP
5月27日、2022年MotoGP第8戦イタリアGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、2回目がイタリアのムジェロ・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は初日総合13番手に入った。

 この日最初の走行となったFP1は気温26度、路面温度33度のドライコンディションでスタートした。中上はフロントにソフトタイヤ、リヤにミディアムタイヤを履いてアタックをし、セッション残り15分ほどで1分47秒040を記録してトップに立つ。さらに残り時間2分を切ったあたりで、自己ベストタイム更新となる1分46秒662とさらにタイムを縮めてトップで終えている。

 午後からのFP2は気温33度、路面温度は52度と午前より気温、路面温度ともに上昇。中上はフロント、リヤともにミディアムタイヤを履いてコースインをし、4周目に1分47秒259をマークした。その後2度タイヤを履き替えて走行を行うが、路面温度が上昇したことでリヤタイヤのグリップに苦戦を強いられてしまい、セッション終了までFP1の自己ベストタイムを更新できず1分46秒852の15番手で終えた。

 「第6戦スペインGP後のヘレス公式テストで痛めた左膝の状態もだいぶ良くなってきて、間違いなくル・マンよりいい状態でレースができる」と前日の26日に語り、意欲を見せていた中上。FP2では15番手に沈んでしまうも、FP1ではトップで終え、怪我の影響を感じさせない走りを初日から見せた。しかし、ホンダ勢は路面温度が上昇すると苦戦を強いられてしまう傾向にあるが、明日の2度のフリー走行でどこまでセットアップを勧め、予選に挑むことができるだろうか。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(FP1:1番手/FP2:15番手)
「今日は少し複雑でした。午前中のFP1はかなり順調にセッションを進めることができましたが、午後は路面温度が上がり、リヤグリップとマシンの安定性に苦戦しました。そのため全体的にかなり厳しい内容でした」

「明日の午前中に行われるFP3で改善できるようにがんばります。気温が低いときはポテンシャルの高い走りができています。明日はいいラップタイムを出して、Q2へ進めるようにがんばります」

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