チェルシーがトッド・ベーリー氏、および同氏が率いるクリアレイク・キャピタル・コンソーシアムに売却する最終的な契約締結を発表したことを受け、同クラブのオーナーから退くロマン・アブラモヴィッチ氏が声明を発表した。28日、イギリス紙『イブニングスタンダード』が報じている。
アブラモヴィッチ氏は2003年の夏にチェルシーを買収。以降、積極的な補強でプレミアリーグ5回、チャンピオンズリーグ2回など多くのタイトルをもたらした。しかしながら、アブラモヴィッチ氏の祖国ロシアによるウクライナ侵攻を鑑み、今年の3月2日にクラブ売却の意思を表明していた。
以下、アブラモヴィッチ氏の声明。
「チェルシーFCを売却する意向を発表してから3ヶ月近くが経過した。この間、クラブはチェルシーFCの適切なオーナーを見つけるために懸命に働き、クラブを次の章へ進めるために最適な立場にありました」
「このクラブのオーナーシップには大きな責任が伴います。20年近く前にチェルシーに来て以来、このクラブが達成出来ることを目の前で観てきた。私の目標は、次のオーナーが男子チーム、女子チームの成功を可能にする考え方と、アカデミーやチェルシー財団の重要な仕事など、クラブの他の重要な側面を発展させ続ける意志と意欲を確実に持てるようにすることだった」
「この引き継ぎが成功で終わったことを嬉しく思います。チェルシーを新たなオーナーが引き継ぐにあたり、ピッチ内外での成功を祈りたい。このクラブの一員になれたことは一生に一度の名誉であり、この素晴らしい年月を過ごしたクラブの過去と現在の選手・スタッフ、そしてもちろんファンの皆さんに感謝したい」
「私たちの共同の成功の結果、何百万人もの人々が設立されつつある新たな慈善財団の恩恵を受けることを誇りに思います。これは我々がともに創り上げた遺産です。ありがとう。
ロマン」