BE:FIRST、Novel CoreやAile The Shotaら<BMSG>レーベルメイトから受ける刺激

0

2022年06月02日 06:11  リアルサウンド

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

リアルサウンド

BE:FIRST『Bye-Good-Bye』

 平均年齢20歳、最年少は14歳。2020年にその旗を揚げた新進気鋭のマネジメント&レーベルの名は「BMSG」。「Be My Self Group」の頭文字をとって名付けられ、7人組ボーイズグループ・BE:FIRSTも所属することで知られている。ラッパーやソロシンガー等の個性豊かな顔ぶれが揃う中、日々刺激を受け合いながら枠組みを超えて高め合う姿には「事務所箱推し」と宣言するファンも後を絶たない。そこで今回はBE:FIRSTがレーベルメイトとの交流の中でどのような刺激を受けているかに着目し、グループへの好影響を掘り下げていく。


(関連:Aile The Shota、RAN、REIKO、RUI……BE:FIRSTとは違う道を歩み始めた4人 それぞれのポテンシャルを考察


 BE:FIRSTの先輩アーティストにあたるNovel Coreは、「First Step」や「Brave Generation」などの楽曲において作詞を手がけ、そのクリエイティビティを存分に発揮。『CanCam』2022年3月号(小学館)ではSOTA、MANATOとDiorの特集ページに登場し、音楽以外のシーンでの共演も。さらに、21歳の誕生日を迎えた1月18日には同日生まれのSOTA、edhiii boiとのコラボ曲「118」(※1)をサプライズリリースしてファンを喜ばせた。ソロでラッパーとして活動するNovel Coreやedhiii boiはもちろん、BE:FIRSTの楽曲でラップパートを担うことが多いSOTAにとっても、いちラッパーとして全意識をラップに集中させ楽曲に向き合うことを通じて、とても濃く新鮮な学びが得られたのではないだろうか。


 元々ダンサーとしてHIP HOPにルーツを持つSOTAはラップミュージックを好んで聴くことも多かったようだが(※2)、これを機にそのポテンシャルをさらに高めている。パフォーマンスを重ねるごとに「グループでラップパートを担うメンバー」という立場に留まることなく、1人のラッパーとして驚くべき進化を遂げていることはライブや映像を見れば明らかだ。同じくラップパートを担うことが多いRYOKIやSHUNTO、最近ラップに初挑戦したJUNONにとっても、同レーベルのラッパーたちから受ける影響は大きいだろう。レーベル内で互いに良い音楽を生み出すことで全体が高め合えるという好循環が生まれているようだ。BMSGには社長でもあるSKY-HIやNovel Core、edhiii boi、トレーニー(練習生)のTAIKIなどラッパーが多く所属するのも特徴の一つだが、近い将来、彼らのでラップバトルが繰り広げられる熱い展開を目撃できる日も来るかもしれない。


 また、BE:FIRSTを生んだオーディション『THE FIRST』出身のメンバーとの交流も深い。今年1月に1stシングル「AURORA TOKIO」でソロデビューを果たしたAile The Shotaは、広い視野を持って皆を包み込む兄貴分のような存在だ。BE:FIRSTのインスタライブ等では度々LEOなどが彼の名前を挙げており、仲の良さが垣間見えるほど。


 昨年11月にはSKY-HI、Novel CoreとともにBE:FIRSTの1stシングルのカップリング曲「First Step」の作詞に参加するなど音楽面においてもコラボを実現したほか、BE:FIRSTがパーソナリティを務めるラジオ番組『SPARK』(J-WAVE)5月30日放送回ではラジオ局に居合わせたAile The ShotaがSOTAとRYUHEIの収録中に突如登場し、そのまま番組に参加するといった場面も(※3)。2人は急な登場に驚きを隠せない様子を見せるも、「けん玉」トークや「甘党」「辛党」「味濃い党」といった味覚トークに花を咲かせ、オフのような会話をありのままに届けるラフな時間が流れた。そして、Aile The Shotaから2nd EP『IMA』のリリースが告知されると「日本のR&Bの部分はShotaくんが広げてくれると確信しているから」「デビューの段階からAile The Shotaの音楽が確立している」と本人を前に語っていたが、実はそれはそのままBE:FIRSTにも通じることではないだろうか。


 強く輝く個性が集ったBMSGには、各分野で次世代の音楽シーンを牽引していくアーティストが多く所属している。彼らに加え、デビューの日を心待ちにされる若き才能・トレーニーも控えているのだからその層は厚さを増すばかりだ。「自分のままで」という理念を抱き、家族のようなアットホーム感が魅力のBMSGで、世界へと羽ばたいていくことを目標に掲げるBE:FIRSTが第一線をひた走っていくことは、日本の音楽シーンにとっても大きな刺激となるに違いない。


※1 https://youtu.be/yASX5PT_izg
※2 https://open.spotify.com/playlist/6NV1qtCOJejv9sexo7EYxH?si=af189a4e0bc14225
※3 https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20220531004555(風間珠妃)


    ニュース設定