20年以上の時を経て…アカデミー育ちのリンガード、マンU退団が正式決定

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2022年06月02日 07:10  サッカーキング

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リンガードのマンU退団が正式決定 [写真]=Getty Images
マンチェスター・Uは6月1日、イングランド代表MFジェシー・リンガードが6月末の契約満了に伴いクラブを退団することを発表した。

 リンガードは1992年12月15日生まれの現在29歳。マンチェスター・Uのアカデミー育ちの選手で、2001年にクラブに入団して以降、20年以上に渡って“赤い悪魔”の一員としてプレーしてきた。キャリア初期はレスター、バーミンガム、ブライトンなど当時チャンピオンシップ(イングランド2部)のクラブへのレンタル移籍を経験。2014−15シーズンにはプレミアリーグ開幕戦のスウォンジー戦にスタメン出場し、マンチェスター・Uでの公式戦デビューを飾っている。しかし、同試合で負傷する不運もあって、トップチームへの定着は叶わず。シーズン後半戦はダービーへと武者修行に出ることとなった。

 2015−16シーズンにはマンチェスター・Uへと復帰し、徐々に出場機会を掴むように。同シーズンのFAカップ決勝戦のクリスタル・パレス戦でゴールを決めて優勝に貢献すると、翌シーズンもイングランド・フットボールリーグカップとコミュニティシールドで得点を挙げ、クラブのタイトル獲得に大きく貢献した。同シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)制覇も成し遂げている。

 2017−18シーズンは公式戦通算で48試合出場13ゴールを記録し、シーズン終了後には2018FIFAワールドカップロシアのイングランド代表メンバーにも選出。同大会では6試合に出場して1ゴールを挙げ、イングランド代表のベスト4入りに大きく貢献した。

 その後は負傷の影響もあって徐々に出場機会が減少。2020−21シーズン前半戦はマンチェスター・Uで出番を得られず、シーズン途中にはウェストハムへとレンタル移籍した。ウェストハムではプレミアリーグ16試合に出場し9ゴールを挙げて“完全復活”すると、2021−22シーズンはマンチェスター・Uへと帰還。しかし、公式戦通算22試合出場2ゴールの成績にとどまり、満足のいくシーズンを過ごせていなかった。

 リンガードに関しては昨年に半年間在籍したウェストハムだけでなく、ニューカッスルなど複数の国内クラブからの関心が報じられている。新天地が確定するのは時間の問題となりそうだ。

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