UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA・グループ4第1節が3日に行われ、ベルギー代表とオランダ代表が対戦した。
両国にとって今季のUNL開幕戦を告げる一戦。ベルギー代表はケヴィン・デ・ブライネ、エデン・アザール、ロメル・ルカクらがスターティングメンバーに入っている。一方、オランダ代表はフィルジル・ファン・ダイク、フレンキー・デ・ヨング、メンフィス・デパイらが先発に名を連ねた。
最初にチャンスを作ったのはベルギー。13分、アザールがペナルティエリア手前でボールを持つと、右足でインスイングのクロスボールを供給。ターゲットのルカクはボールを失うも、こぼれ球を拾ったティモシー・カスターニュが左足でフィニッシュまで持ち込む。この一撃はポストに嫌われた。
対するオランダも直後に反撃。16分、敵陣でボールを奪ってショートカウンターを発動すると、最後はステフェン・ベルハイスがGKと1対1のチャンスを迎える。しかし、相手GKシモン・ミニョレの好セーブに防がれた。17分にはペナルティエリア内で前を向いたデパイが右足で狙うも、シュートはわずかに枠を外れている。
均衡が破れたのは40分。ペナルティエリア手前でデ・ヨングからの縦パスを引き出したステーフェン・ベルフワインが、ターンから豪快に右足を振り抜く。狙い澄ました一撃がゴール右隅に突き刺さり、オランダが先手を取った。
1点リードで折り返した後半、再びオランダがゴールに襲いかかる。51分、ピッチ中央付近で相手の縦パスを奪うと、ルーズボールにベルハイスが反応。ワントラップから中央を割るスルーパスを送ると、抜け出したデパイはファーストタッチで角度を作り、冷静に流し込んだ。
勢いに乗ったオランダは61分、ペナルティエリア手前でボールを持ったベルハイスがミドルシュートを狙うと、左足から放たれたボールはGKミニョレに弾き出される。しかし、こぼれ球に反応したデイリー・ブリントが素速く回収して折り返すと、走り込んできたデンゼル・ダンフリースが左足で押し込み、オランダが3ゴール目を記録した。
続く65分には、背後からのロングフィードを引き出したブリントが頭で繋ぐと、ボールはデパイの元へ。ワントラップから放たれた強烈な一撃がネットを揺らし、攻撃の手を緩めないオランダがリードを4点に広げた。
なんとか反撃に転じたいベルギーは後半アディショナルタイム、トビー・アルデルヴァイレルトからのクロスボールを途中出場のミシー・バチュアイが押し込んで1点を返すも、反撃はここまで。試合はここでタイムアップを迎え、オランダが大量4ゴールでベルギーを粉砕した。
次節は8日に行われ、ベルギーはホームのポーランド代表戦で勝利を狙う。一方、開幕節で快勝を飾ったオランダ代表は敵地でウェールズ代表と対戦する予定だ。
【スコア】
ベルギー代表 1−4 オランダ代表
【得点者】
0−1 40分 ステーフェン・ベルフワイン(オランダ代表)
0−2 51分 メンフィス・デパイ(オランダ代表)
0−3 61分 デンゼル・ダンフリース(オランダ代表)
0−4 65分 メンフィス・デパイ(オランダ代表)
1−4 90+3分 ミシー・バチュアイ(ベルギー代表)