UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA・グループ3第1節が4日に行われ、イングランド代表とハンガリー代表が対戦した。
EURO2020で準優勝に終わったイングランドは、2022FIFAワールドカップカタールでも優勝が期待されるチームの1つだ。今シーズンのUNL開幕戦となる一戦には、新戦力のジェームズ・ジャスティン、ジェームズ・ジャスティンとジャロッド・ボーウェンの2名がスターティングメンバー入り。ハリー・ケイン、デクラン・ライスらも先発に名を連ねている。
試合は3分、イングランドが最初のチャンスを創出。左に流れたケインがカットインからシュートを放つも、右足で狙った一撃は枠を外れた。11分にはトレント・アレクサンダー・アーノルドのクロスをボーウェンが合わせるも、シュートはヒットせずGKの正面へ。
対するハンガリーは12分、右サイドへとサイドチェンジのボールが送られると、駆け上がったロイク・ネーゴがダイレクトで中央へ。最後はドミニク・ショボスライが合わせるも、ボールはゴールライン手前でコナー・コーディにクリアされ、先制点とはならなかった。
その後はハンガリーがシュートチャンスを多く得たものの、ネットを揺らすには至らず。前半はこのままスコアレスで終了した。この日が代表デビュー戦となったジャスティンは、ふくらはぎを抑える仕草を見せており、前半限りでピッチを後にしている。
51分にはイングランド。ジャスティンに代わって投入されたブカヨ・サカがドリブルで運び、自らフィニッシュまで持ち込む。このシュートはペーテル・グラーチにセーブされた。
64分、右からの大きなサイドチェンジに、左サイドで高い位置をとったナジ・ジョルトが反応。リース・ジェームズが先にボールを触ったものの、直後に同選手の前に入ったナジ・ジョルトが倒され、ハンガリーにPKが与えられた。このPKをショボスライが狙い澄ましたコースに決め、ハンガリーが先手を取った。
1点ビハインドとなったイングランドも攻撃へ。72分、ハリー・マグワイアのロングフィードからボーウェンがダイレクトでボレーシュートを狙うも、GKが難なくセーブ。77分にはR・ジェームズのフリーキックからコーディがヘディングシュートを狙うも、わずかに枠を蓮れた。
81分にはハンガリーにビッグチャンス。右サイドでボールを持ったラースロー・クレインヘイスレルが、カットインから左足で狙う。この一撃は相手GKジョーダン・ピックフォードに防がれるも、こぼれ球がアンドラス・シェーファーの元へ。ダイレクトで押し込もうとしたものの、シュートはクロスバーを超えてしまった。
最後までイングランドは1点が遠く、試合はこのままタイムアップ。ハンガリーが1962FIFAワールドカップチリ以来、60年ぶりにイングランドを下した。次節は7日に行われ、イングランドはドイツ代表と、ハンガリーはイタリア代表と、それぞれ敵地で対戦する。
【スコア】
ハンガリー代表 1−0 イングランド代表
【得点者】
1−0 66分 ドミニク・ショボスライ(PK/ハンガリー代表)