レアル・マドリードに所属しているフランス代表FWカリム・ベンゼマが、パリ・サンジェルマン(PSG)に在籍するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの言葉に反応した。スペインやフランスなどの複数メディアが伝えている。
ベンゼマは2021−22シーズンの公式戦で46試合に出場し44ゴールを挙げ、ラ・リーガとチャンピオンズリーグのタイトル獲得に大きく貢献した。シーズンを通じて圧倒的なパフォーマンスを維持したことから、“世界一”の選手に贈られるバロンドールの受賞も現実味を帯びてきている。
史上最多7度のバロンドールを受賞しているメッシも、ベンゼマが同賞に相応しいと考えているようだ。以前、アルゼンチンメディア『TyC Sports』に対して「僕に言わせれば疑いの余地はないね。ベンゼマは素晴らしいシーズンを過ごし、クラブをCL優勝へ導いただけでなく、決勝トーナメント以降全ての試合に出場した。今年は間違いなくベンゼマがバロンドールを受賞するだろう」というコメントが伝えられていた。
3日に行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA・グループ1第1節デンマーク代表戦の後、メディア向けのインタビューでこの発言について尋ねられたベンゼマは「メッシの言葉を聞いて、とても嬉しくなった」とコメント。「偉大な選手からもらった言葉なのだから、本当に幸せなことだよ。彼は僕に、もっと色々なチャレンジをする意欲を与えてくれるんだ」と続け、同世代のメッシから刺激を受けていることを明かした。
今年のバロンドール授賞式は10月17日にパリで行われる。男女ともに候補者は8月12日に発表され、21歳以下の最優秀選手に贈られるコパ・トロフィー、最優秀ゴールキーパーに贈られるヤシン・トロフィーの候補者も同時に発表される予定だ。