シャルケは7日、フランク・クラマー氏が新監督に就任することを発表した。契約期間は2023−24シーズン終了までの2年間となる。
2021−22シーズンは31季ぶりにブンデスリーガ2部で戦ったシャルケ。6位だった3月初めにディミトリオス・グラモジス元監督を解任すると、後任のマイク・ビュースケンス暫定監督が8試合で7勝1敗の成績を収め、無事に1年での1部復帰と2部優勝を果たした。
現在50歳のクラマー氏は、グロイター・フュルトやホッフェンハイムなどの下部組織、フュルトやデュッセルドルフのトップチーム、育成年代のドイツ代表で監督を歴任。ザルツブルクのアカデミー担当者も務めたことがある。2021年3月にビーレフェルトの監督に就任すると、1年目はブンデスリーガ1部残留に導いた。しかし、2年目の21−22シーズンは成績が振るわず、今年4月に解任の憂き目にあった。
シャルケのペーター・クネーベル競技部門取締役は、若手の指導に実績のあるクラマー氏が新監督に就任することで、選手の育成による価値創出が実現すると期待している。「この価値観が、クラブの財政力を一歩一歩向上させることにつながるのです。そしてもちろん、勝利に貪欲で、勇気と情熱を示すという、私たちが見たいサッカーも、このプロセスの中核にありました」
また、クラマー監督は就任に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。
「新しい仕事を心待ちにしている。チームやスタッフと一緒に仕事をするのが待ち遠しい。シャルケは、16万人の会員と数百万人のファンを持つドイツで最も大きなクラブの一つであり、試合当日のフェルティンス・アレーナの雰囲気は本当に素晴らしい」
「たとえシャルケと呼ばれ、おそらく典型的な昇格チームではないとしても、目標はリーグに残ることでしかない。ブンデスリーガは我々に大きな試練を与えてくる。それをチームとして乗り越えていくしかない。勇気あるサッカーをし、自分たちのアイデアをピッチに反映させたい。しかし、対戦相手などの事情でそれが不可能な場合は、コンパクトでシンプルに試合を進めていきたい」
🆕 フランク・ #クラマー がFCシャルケ04の新監督に就任します。
シャルケへようこそ & グリュック・アウフ、フランク!🔵⚪️
新監督の記者会見は日本時間21時からYouTubeでライブ配信されます📺#S04 pic.twitter.com/qLhFuHPTvW— FCシャルケ04 (@s04_jp) June 7, 2022