マンチェスター・Cに所属するウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコの獲得に、プレミアリーグの複数クラブが関心を示しているようだ。7日、イギリス紙『デイリー・ミラー』が伝えている。
現在25歳のジンチェンコは母国シャフタールの下部組織出身で、ロシアのFKウファでのプレーを経て2016年7月にマンチェスター・Cに加入。1年間のレンタル移籍を経験し、2017年夏からマンチェスター・Cの一員として本格的にプレーし、ここまで公式戦128試合に出場し2ゴール12アシストという成績を残している。
マンチェスター・Cでは主に左サイドバックを務めていたが、攻撃的な中盤のポジションを務めることも可能なジンチェンコ。マンチェスター・Cとの契約は2024年6月までとなっているが、マンチェスター・Cが今夏にブライトンからスペイン代表DFマルク・ククレジャを獲得した場合、出場機会を減らすことが予想されており、今夏での他チームへの移籍も噂されている。そんなジンチェンコの獲得にアーセナルとウェストハムが関心を示しているようだ。
報道によると、来シーズンに向けた戦力強化を目論む両チームは、高いユーテリティ性を誇るジンチェンコのプレースタイルを高く評価しており、スカッドに加えることを望んでいるとのこと。とりわけ高い関心を示しているのがチャンピオンズリーグ(CL)出場権をあと一歩のところで逃したアーセナルだとされている。かつてマンチェスター・Cのコーチを務めていたアーセナルのミケル・アルテタ監督は、ジンチェンコのプレーを熟知しており、同選手を最終ラインの他に中盤のインサイドハーフとしてプレーさせることを想定しており、獲得を熱望しているようだ。
この2チームの他にも、巨大資本を手に入れたニューカッスルが獲得に興味を示しているとの噂があり、今夏にジンチェンコの獲得をめぐる争奪戦が展開される可能性も高いと同紙は指摘。果たしてジンチェンコはどのような決断を下すのだろうか。