サッスオーロに所属するイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカに、複数クラブからの接触があったようだ。6日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。
現在23歳のスカマッカはラツィオの下部組織出身で、ローマの下部組織やオランダのPSVの下部組織でのプレーを経て2017年夏にサッスオーロのトップチームに加入。その後はイタリアやオランダへのレンタル移籍を繰り返し、2021年の夏からサッスオーロの一員として本格的にプレー。2021−22シーズンは公式戦38試合に出場し16ゴールを記録した。2021年9月にはイタリア代表に初招集され、ここまで5試合に出場している。
かねてからミランやインテル、アーセナルといった国内外のビッグクラブからの関心が噂されていたスカマッカだが、この度複数のクラブから移籍交渉に向けた接触があったようだ。サッスオーロのディレクターを務めるジョバンニ・カルネヴァーリ氏はイタリアメディア『スカイスポーツ』に対し、「我々の願いは在籍する選手のほとんどを今後もクラブにとどめておくことだ」とコメントしつつ、スカマッカに対し複数のクラブから接触があったことを認めた。なお、具体的なクラブ名については明かされていない。
「今のところ、具体的な交渉やオファーは受けていない。しかしスカマッカに対しては他のいくつかのクラブからの接触があった。今後の代表チームでの試合や活動によって、スカマッカに対する他クラブからの関心はより一層高まることだろう」
サッスオーロは今年4月にスカマッカとの契約を2026年6月まで延長している。このため今夏に他クラブがスカマッカの獲得に動く場合、低くない移籍金が必要となる可能性が高い。果たしてスカマッカへの関心が伝えられているクラブは獲得に乗り出すのだろうか。