ブラジルは6位、日本は37位…欧州5大リーグの国別選手数ランキング

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2022年06月08日 18:06  サッカーキング

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今季の欧州5大リーグに出場した選手たち [写真]=Getty Images
イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスの欧州5大リーグでは、どの国の選手が活躍しているのか。今季の欧州5大リーグに出場した選手を国別で見てみよう。

 欧州5大リーグの各リーグを見ると、最も多くの出場選手を輩出しているのは、当然ながらそのリーグの母国だ。例えばプレミアリーグならばイングランドで、セリエAならばイタリアだ。そのため欧州5大リーグ全体で見ても、出場選手数の国籍トップ5は“5大国”となっている。

 その中でも、欧州5大リーグで最多選手を輩出した国はスペインで、5リーグ合わせて「534選手」となっている。彼らが1位となった最大の理由は、国内リーグでの母国選手の占拠率だろう。今季ラ・リーガでは742選手がピッチに立ったが、そのうち470名がスペイン人。全体の「63.34%」がスペイン人だったことになる。欧州5大リーグ全体で見ても出場した全選手の「15.6%」がスペイン人だったことになる。

 2位はフランスの「462名」で、欧州5大リーグ全体の「13.5%」がフランス人だった。彼らは国内リーグ選手に加え、プレミアリーグ、セリエA、ブンデスリーガで2位、ラ・リーガでは3位の選手数を誇り、国外リーグで活躍する選手の数で他を圧倒して5大リーグ全体でも2位となった。

 3位はイタリアの「358名」で欧州5大リーグ全体の「10.5%」を占めた。続いて4位はドイツの「294名」(8.6%)、5位はイングランドの「288名」(8.4%)だった。ドイツが4位に留まった最大の理由は、国内リーグのチーム数が他より2チームも少ないせいだ。そのためブンデスリーガで出場したドイツ人選手は266名だった。イングランドが5位となった理由は、国内リーグにおける母国選手の占拠率が5大リーグで最も低い40.38%だったことと、海外リーグに在籍する選手が少なかったことにある。例えば、今季ラ・リーガで試合に出たイングランド人は、元アトレティコ・マドリードのDFキーラン・トリッピアー(現ニューカッスル)の一人だけだった。

 “5大国”次いで、欧州5大リーグでの選手数が最も多かったのはサッカー王国のブラジルだ。先日の日本戦にも出場したパリ・サンジェルマンのFWネイマール、レアル・マドリードのFWヴィニシウス・ジュニオール、リヨンのFWルーカス・パケタ、リヴァプールのGKアリソンなど、各国リーグでブラジル人は大活躍。欧州5大リーグに「107選手」を輩出したのは全体で見ると6位だった。

 7位はオランダの「81名」。リヴァプールのDFフィルジル・ファン・ダイクを始め、DFマタイス・デ・リフト(ユヴェントス)、MFフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)、FWステーフェン・ベルフワイン(トッテナム)など、欧州の名門クラブに多くの選手を輩出した。

 8位は南米のもう1つの大国、アルゼンチン(73名)だ。そのうち半数が、言語が同じスペインで活躍しており、DFフアン・フォイス(ビジャレアル)、MFジオヴァニ・ロ・チェルソ(ビジャレアル)、MFアンヘル・コレア(アトレティコ・マドリード)、MFアレハンドロ・ゴメス(アルゼンチン)など、今季ラ・リーガでスペインに次いで2番目に多い選手数(37名)を輩出した。

 9位はポルトガルの「61名」。マンチェスター・UのMFブルーノ・フェルナンデスやFWクリスティアーノ・ロナウド、マンチェスター・CのDFジョアン・カンセロ、MFベルナルド・シウヴァ、リヴァプールのFWディオゴ・ジョッタなど、今季のプレミアリーグを盛り上げた世界的プレーヤーたちが名を連ねている。

 ここまで欧州5大リーグの選手数は、予想通りサッカー強豪国が上位にランクインしてきたが、10位には意外な国が入った。それがアフリカのセネガルだ。彼らはフランスのリーグ・アンで2位になる30名を含め、計「51名」もの選手を欧州5大リーグに輩出した。リーグ・アン以外でも、GKエドゥアール・メンディ(チェルシー)、DFカリドゥ・クリバリ(ナポリ)、MFシェイフ・クヤテ(クリスタル・パレス)、FWサディオ・マネ(リヴァプール)などが大舞台で活躍した。

「44名」で11位タイに並んだのはベルギーとデンマークだ。ベルギーはMFケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)やGKティボー・クルトワ(レアル・マドリード)、MFユーリ・ティーレマンス(レスター)など、各クラブのエース級の主力選手を輩出している。デンマークもGKカスパー・シュマイケル(レスター)、DFアンドレアス・クリステンセン(チェルシー)、MFクリスティアン・エリクセン(ブレントフォード)、MFピエール・エミール・ホイビュルク(トッテナム)などが活躍した。

 ヨーロッパ、南米、アフリカ以外で最も上位にランクインしたのは19位のアメリカだ。DFセルジーニョ・デスト(バルセロナ)、DFクリス・リチャーズ(ホッフェンハイム)、MFユヌス・ムサ(バレンシア)、MFタイラー・アダムス(ライプツィヒ)、FWクリスティアン・プリシッチ(チェルシー)、FWリカルド・ペピ(アウクスブルク)などの若い才能を中心に「31名」を輩出した。

 アジア勢で最上位に入ったのは37位の日本だ。南野拓実(リヴァプール)、冨安健洋(アーセナル)、久保建英(マジョルカ)、吉田麻也(サンプドリア)、鎌田大地(フランクフルト)、遠藤航(シュトゥットガルト)、原口元気(ウニオン・ベルリン)のほか、リーグ戦でベンチ入りした水多海斗(マインツ)や原大智(アラベス)などを含めて「15名」を輩出した。

 アジア勢で2番目に多かったのは韓国の「8名」。アジア人として初めて欧州5大リーグで得点王に輝いたFWソン・フンミン(トッテナム)を筆頭に、ファン・ウィジョ(ボルドー)、ファン・ヒチャン(ウルヴァーハンプトン)、チョン・ウヨン(フライブルク)、イ・ジェソン(マインツ)などの活躍が印象的だった。

■欧州5大リーグの国別選手数ランキング (データ『FBREF』)
1位スペイン (534名)
2位フランス (462名)
3位イタリア (358名)
4位ドイツ (294名)
5位イングランド (288名)
6位ブラジル (107名)
7位オランダ (81名)
8位アルゼンチン (73名)
9位ポルトガル (61名)
10位セネガル (51名)
37位日本 (15名)
51位韓国 (8名)

(記事/Footmedia)

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