キリンカップで来日するチリ代表メンバーが確定！ 指揮官は韓国戦からの改善を誓う

『キリンカップサッカー2022』に出場するチリ代表のエドゥアルド・ベリッソ監督が8日、10日に行われるチュニジア代表との一戦に向けた公式会見に出席。現在のチーム状況や今回大会に向けた意気込みなどを語った。

　6日に行われた韓国代表との国際試合に0−2で敗れているチリだが、ベリッソ監督は「時間帯によっては自分たちのプレッシャーをかけるサッカーができていた」と振り返り、チュニジア戦に向けては「その時間をより長くしたい。ボールを積極的に奪いに行って、そのボールをダイナミックに回すのが我々のサッカー。中盤から前線に有効的なボールを供給することも心がけていきたい」と、攻守両面での改善を誓った。

　また、5月24日に発表されていたメンバーから一部変更があった今回の来日メンバーも発表。若手中心のメンバー構成であることに変わりはないが、「今朝、コロナウイルスの検査があって、まだ結果が出ていない選手たちがいる。メデル、タピア、ヌニェスといった選手たちは出場できるかわかっていない。さらに韓国でコロナウイルスに感染したパベス、肉離れで離脱したパッラといった選手たちもいる」と、苦しい台所事情であることを認めつつ、問題がなければガリー・メデル（ボローニャ／イタリア）を起用する考えであることも明かした。

　今大会に関しては、「若い選手たちに出場機会を与え、将来的により多くの選手を代表に呼べるように今回の機会を生かしたい」と語り、「将来に向けて可能性を広げていく。結果も重要だが、新しい選手の発掘という意味で非常に重要な機会だと」と、今後を見据えた。今回、あらためて発表されたチリ代表の来日メンバーは以下の通り。


▼GK
セバスティアン・ペレス（ウニベルシダ・カトリカ）
サカリアス・ロペス（デポルテス・ラ・セレナ）

▼DF
エウヘニオ・メナ（ラシン・クルブ／アルゼンチン）
オスカル・オバソ（コロコロ）
パウロ・ディアス（リーベル・プレート／アルゼンチン）
ベンハミン・クスセビッチ（パルメイラス／ブラジル）
フランシスコ・シエルラルタ（ワトフォード／イングランド）
ナイエル・メサトゥ（コルトレイク／ベルギー）
ヘイソン・ロハス（コロコロ）

▼MF
ガリー・メデル（ボローニャ／イタリア）
エステバン・パベス（コロコロ）
パブロ・パッラ（プエブラ／メキシコ）
ホアキン・モンテシノス（ティフアナ／メキシコ）
パブロ・ガルダメス（ジェノア／イタリア）
トマス・アラルコン（カディス／スペイン）
フェリペ・メンデス（ウニオン・エスパニョーラ）
マルセリーノ・ヌニェス（ウニベルシダ・カトリカ）
ダリオ・オソリオ（ウニベルシダ・デ・チリ）

▼FW
ロニー・フェルナンデス（ウニベルシダ・デ・チリ）
ブレレトン・ディアス（ブラックバーン／イングランド）
ジャン・メネセス（レオン／メキシコ）
ディエゴ・バレンシア（ウニベルシダ・カトリカ）
ゴンサロ・タピア（ウニベルシダ・カトリカ）