トッテナムが今オフ2人目の補強！　経験豊富なGKフォースターをフリーで獲得

トッテナムは8日、イングランド代表GKフレイザー・フォースターの完全移籍加入を発表した。サウサンプトンとの契約が今夏で満了を迎えるためフリーでの加入となり、2024年夏までの契約を結んでいる。

　フォースターは1988年3月17日生まれの現在34歳。ニューカッスルでプロキャリアをスタートさせた後、複数のレンタル移籍を経て、2010年からの2シーズンはレンタル移籍先のセルティックでプレー。2012年夏に完全移籍へと切り替わった。セルティックでは正守護神に君臨し、加入初年度にスコティッシュカップ制覇に貢献すると、2年目からはスコティッシュ・プレミアシップ3連覇を経験。2014年にサウサンプトンへと完全移籍した。

　サウサンプトンでは負傷の影響で長期離脱した時期もあったものの、正GKとして活躍。しかし、2018−19シーズンからは徐々に出場機会を失い、翌シーズンは慣れ親しんだセルティックへとレンタル移籍した。サウサンプトン復帰後はベンチを温める時間が増えたが、2021−22シーズンはプレミアリーグ19試合でゴールマウスを守った。イングランド代表としては2013年にデビューを飾り、国際Aマッチ通算で6試合に出場している。

　完全移籍加入に際し、フォースターはトッテナムのクラブ公式HP上でコメントを発表している。

「ここに来ることができて非常に嬉しい。僕にとって素晴らしい機会で、このようなクラブから話を貰えたら、ノーと言うことはできなかった。この日が待ち遠しかったよ。すべてがワールドクラスのクラブで、練習場も信じられないほど素晴らしい。ここでプレーができることをとても光栄に思っている」

「新シーズンは素晴らしいものになるだろう。チャンピオンズリーグ（CL）に出場できることはとても大きなことだ。クラブはこの大会でできる限り良い結果を出したいだろう。僕はCLで50試合近くプレーしているので、少しでもクラブの力になれればと思っている」

　トッテナムは5月31日にクロアチア代表MFイヴァン・ペリシッチの獲得を発表済み。フォースターの加入はクラブにとって、今夏の補強第2号となっている。また、クラブは6月2日にイタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニがレンタル移籍期間満了に伴い退団することを発表しており、フォースターは同選手の後釜として加入することとなった。