米歌手アリシア・キーズ(41)が、エリザベス女王(96)の即位70周年「プラチナ・ジュビリー」の祝賀コンサートで、ニューヨークを題材にした楽曲を演奏したことから非難が殺到した。アリシアは後日、自身のSNSで「女王のリクエストだった」と説明するも、またもや批判を浴びる結果となった。
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アリシア・キーズは、現地時間4日にロンドンのバッキンガム宮殿で開催した「プラチナ・ジュビリー」の祝賀コンサートに出演し、自身の代表曲『エンパイア・ステイト・オブ・マインド』を披露した。
米ラッパーのジェイ・Zによる同曲はニューヨークへの思いを綴った内容で、曲中では「ニューヨーク」の言葉が何度も繰り返される。
アリシアがこの楽曲を英国の君主であるエリザベス女王の即位70週記念式典で歌ったことから、SNSでは困惑した人々から非難のコメントが殺到した。
「ロンドンでニューヨークのことを歌うなんて。それはダメだ。」
「なぜアリシアは、英国の女王を祝うイベントで、ニューヨークがいかに素晴らしいかと歌ってるの? 他に選曲があったのでは?」
「なぜロンドンの真ん中で、ニューヨークのことを歌ってるんだ?」
「アリシアが、英女王のプラチナ・ジュビリーでニューヨークのことを歌うとは。しかしなぜ、アメリカのエンターテイナーが招待されたんだろう?」
こういった批判を受けてか、後日アリシアは自身のInstagramでコンサートのバックステージの動画を公開し、当日演奏した選曲が女王からのリクエストだと説明した。
映像では、アリシアが息子エジプト君(11)、ジェネシス君(7)とともにゴルフカートの中に座る場面が映し出され、「息子達に、私は女王からリクエストされた楽曲を歌うのよと伝えているところ」とカメラに向かって話している。
そして「彼らは『女王を拒むことはできない』って感じなのよ」と言うと、エジプト君が「ここでは、女王を拒否することは法律違反なんだ」と答えている。
アリシアはキャプションでも「すべての楽曲は、女王から個人的にリクエストされたもの。『エンパイア』もそうよ!」と繰り返していた。
しかしSNSでは、「悪いけど、女王がこの歌をリクエストしたとは、単純に信じられない」「音楽好きのチャールズ皇太子が選んだのでは」「愚かな言い訳だ。女王が彼女の存在や歌を知っているはずがない」とさらなる批判が相次いだ。
画像は『Alicia Keys 2022年6月5日付Instagram「It ‼」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)