バレンシアは9日、ジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督の就任をクラブ公式サイトで発表した。契約期間は2024年6月30日までの2年間となる。
2021−22シーズンのバレンシアはラ・リーガを9位で終え、コパ・デル・レイ(国王杯)では惜しくも準優勝。来季の欧州カップ戦出場権を獲得できず、昨年夏からチームを率いていたホセ・ボルダラス前監督を1年で解任していた。
新シーズンからチームを率いるガットゥーゾ新監督は、現役時代にミランやイタリア代表で活躍。シオン(スイス)で選手兼監督として指導者キャリアを歩み始め、パレルモやピサなどでも指揮を執った。2017年夏にアンダーカテゴリーの監督としてミランに復帰すると、2017年11月にヴィンチェンツォ・モンテッラ元監督の解任を受けてトップチームの指揮官に昇格し、2018−19シーズン終了までロッソネリを率いた。
2019年12月、ミラン時代の恩師であるカルロ・アンチェロッティ氏の後任としてナポリの監督に就任し、2020−21シーズン終了までチームを率いた。2021年夏にはフィオレンティーナの監督就任で合意したが、補強方針をめぐって上層部と対立し、就任発表から3週間後に契約を解消していた。
およそ1年ぶりとなる現場復帰を果たした“狂犬”は、初挑戦となるスペインの地でどのような采配を披露するのだろうか。
【動画】バレンシアがガットゥーゾ監督の就任を発表
Valencianistas, vivamos con pasión esta temporada
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