清水エスパルスは10日、ファジアーノ岡山へ育成型期限付き移籍していたGK梅田透吾が両クラブ・選手合意の上、6月15日付けで移籍期間の契約を解除し、清水に復帰することを発表した。
現在21歳の梅田は清水のジュニアユース、ユースを経て、2019年にトップチームへ昇格し、2021年から2シーズン連続で岡山へと育成型期限付き移籍で加入していた。今シーズンは明治安田生命J2リーグで4試合に出場していたが、3月13日に行われた明治安田生命J2リーグ第4節FC町田ゼルビア戦で負傷し、右ひざ前十字じん帯断裂と診断。4月14日に手術を実施し、全治は6〜8カ月と発表されていた。
なお、岡山はケガの治療に専念するため清水への復帰が決定した梅田のファン・サポーターへの挨拶(練習場を1周)を6月14日に政田サッカー場で行うことも発表している。
契約解除となった梅田は岡山のクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。
「このたび、清水エスパルスに復帰することになりました。今年こそJ1へ、と強い気持ちで挑んだシーズンでしたが、このような形で離れることになり、悔しさと申し訳ない気持ちでいっぱいです。ファジアーノ岡山に来て、選手、スタッフ、サポーターのチームの一体感を強く感じました。みんなのために勝ちたいと純粋に思えるチームに出会うことができて、とても充実した時間を過ごせました」
「横浜FC戦では背番号1を会場いっぱいに掲げていただいた時は本当に嬉しく、信じられない光景に胸が熱くなりました。最後までファジアーノ岡山の一員として一緒に戦いたかったです。みなさんに成長した姿を見せられるよう、清水でも頑張ります。会場でいつもたくさんの声援をくださったファジアーノサポーターの皆さま、本当にありがとうございました。またこの地でプレーすることを楽しみにして、頑張ります」