セルティック、米代表DFがトッテナムから完全移籍加入「本当にポジティブなニュース」

セルティックは10日、トッテナムからの期限付き移籍で加入していたアメリカ代表DFキャメロン・カーター・ヴィッカーズについて、来季から完全移籍で加入することを発表した。

　2026年6月30日までの4年契約を締結。スコットランド紙『デイリー・レコード』によると、移籍金は600万ポンド（約10億円）となり、パフォーマンスに応じたボーナスで最大1000万ポンド（約17億円）になる可能性があるようだ。

　現在24歳のカーター・ヴィッカーズは、イングランドのサウスエンド出身。2009年にトッテナムの下部組織に入団し、2016年9月にトップチームデビューを飾った。その後はレンタル移籍を繰り返し、シェフィールド・U、イプスウィッチ、スウォンジー、ストーク、ルートン、ボーンマスでプレー。トッテナムのトップチームでは5試合の出場にとどまった。

　2021−22シーズンはセルティックへと期限付き移籍し、センターバックのレギュラーとして公式戦45試合に出場。スコティッシュ・プレミアシップとスコティッシュ・リーグカップの2冠に貢献した。

　完全移籍に際し、カーター・ヴィッカーズはセルティックのクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「セルティックで過ごした時間はとても楽しく、このクラブの未来の一部になりたいと強く思っていた。このクラブには素晴らしい選手たちがいて、僕たちの間には本当に良いメンタリティと雰囲気があり、昨シーズンのリーグ戦とリーグカップの成功のために全員が一丸となって懸命に働いた」

「初日からクラブのみんなに歓迎され、サポーターの皆からも歓迎された。セルティックの中にいると、本当に世界有数のサッカークラブであることがわかる。このような偉大なクラブでこのような機会を与えられたことを嬉しく思うし、もっともっと成功をもたらすために自分の役割を果たせるよう全力を尽くしたい」

　また、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は次のようにコメントしている。

「これはセルティックにとって大きな収穫であり、本当にポジティブなニュースだ。キャメロンはこれまでクラブに全てを捧げ、チームと我々のプレーに真価を発揮してくれた。彼は今シーズンの成功に不可欠であり、本当に質の高い勤勉な選手で、一貫性の絶対的なモデルであった。他の多くの選手と同様に、キャメロンも非常に早い段階からセルティックでの生活に見事に溶け込んでいた。彼は素晴らしい男で、とても人気があり、私たちは彼が私たちと一緒に将来を考えていることを嬉しく思っている」