トッテナムが、ブライトンに所属するマリ代表MFイヴ・ビスマの獲得に近付いているようだ。14日、イギリス紙『タイムズ』が伝えている。
現在25歳のビスマは、2016年に母国のクラブチームからフランスのリールに加入しヨーロッパデビューを果たすと、2018年夏にはブライトンに移籍。中盤でのボール奪取能力に優れたMFで、ブライトンではここまで公式戦124試合に出場し6ゴール3アシストを記録。マリ代表としても18試合に出場し3ゴールという成績を残している。
以前からアーセナルやアストン・ヴィラといったプレミアリーグのチームからの関心が報じられていたビスマだが、どうやら今夏のトッテナム移籍が近付いているようだ。同紙によると、トッテナムは1月頃からビスマの獲得に興味を示しており、交渉を進めていたとのこと。すでにブライトンとの間で交渉は合意に達したとも伝えられており、移籍金は2500万ポンド(約40億円)ほどになるとされている。トッテナム側は、すでに移籍の成立を確信しており、早ければ今週中にもメディカルチェックが行われる可能性もあるようだ。
トッテナムは今夏すでにクロアチア代表MFイヴァン・ペリシッチ、イングランド代表GKフレイザー・フォースターの2選手を獲得。ビスマの獲得に成功した場合、今夏3人目の補強となる。移籍が成立した場合には、ビスマがウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールとセントラルMFのコンビを組むことになると同紙は予想。またそれに伴い、イングランド代表MFハリー・ウィンクスはトッテナムを退団する可能性が高いと指摘している。
トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督は来シーズンに向けての戦力強化を望んでおり、さらに2人のDFとクリエイティブなMF、FWを含む最低4人の獲得を希望しているとされている。今後の動向からも目が離せなくなりそうだ。