前回からの続き。今から20年前、義両親が相次いで亡くなり、家業の酒屋を継ぐことになりました。慣れない土地での商売に四苦八苦する生活。同時に夫婦関係は少しずつ悪くなっていきました。ある日、決定的な事件が起こります。体調が悪く倒れこんだ私を病院に置き去りにして、旦那は店へと戻って行ったのです。
夫婦で力を合わせてここまでやってきたつもりでしたが、旦那はそんな風には思っていなかったのでしょう。思いやりを持てない相手と一緒に暮らせるほど、人生は長くありません。子どもや孫たちの幸せを見守りながら、私も前を向いて、自分の人生を歩んでいきたいと思います。
脚本・rollingdell 作画・わたなべこ 編集・Natsu