マンチェスター・Uが、ブレントフォードに所属するデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの獲得を狙っているようだ。14日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。
現在30歳のエリクセンはこれまでアヤックス、トッテナム、インテルといったクラブでプレー。昨年開催されたEURO2020の試合中に心停止の状態に陥り、現役続行が不安視されたが、見事に“復活”を遂げ、今年1月には6月までの短期契約でブレントフォードに加入。11試合に出場し1ゴール4アシストを記録した。ブレントフォードとの現行契約は6月末で満了となるため、今後の去就には注目が集まっている。
そんなエリクセンに対し、マンチェスター・Uが獲得に興味を示しているようだ。報道によれば、中盤の選手が相次いで退団することが決まったマンチェスター・Uは2022−23シーズンの開幕に向けて中盤の補強を優先事項として捉えているとのこと。バルセロナに所属するオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングへの強い関心が度々報じられているが、この度エリクセンも獲得候補としてリストアップされたようだ。
報道によるとマンチェスター・UはF・デ・ヨングを獲得候補の最上位に位置付けているものの、選手本人がバルセロナへの残留を希望していることなどから、交渉が長期化することを予想。新たな選択肢としてブレントフォードでプレーし、プレミアリーグでの実績も豊富なエリクセンに着目したようだ。なお、エリクセンは6月末でブレントフォードとの契約が満了を迎えるため、移籍金が発生しないフリートランスファーでの獲得が可能となっている。
エリクセンは以前、「僕には様々なオファーやオプションがあり、それらを検討した上で決断を下す」と発言しており、ブレントフォード残留や他クラブへの移籍を含め、様々な選択肢を吟味し、自身の去就を検討していることを明かしていた。果たして“復活”を遂げたデンマーク代表の司令塔は、今夏どのような決断を下すのだろうか。