セビージャは、バレンシアに所属するパラグアイ代表DFオマル・アルデレーテの獲得に関心を示しているようだ。16日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
今シーズンのラ・リーガで最少失点数の「30」を誇るセビージャ。しかし今夏、堅牢な守備の一角を担っていたブラジル代表DFジエゴ・カルロスがアストン・ヴィラへ完全移籍し、フランス代表DFジュール・クンデに対しても国内外の複数クラブが獲得に乗り出している。
そんな中、セビージャはすでに今夏の移籍市場で後釜の獲得に動いているようだ。『マルカ』によると、セビージャは今季公式戦34試合に出場したアルデレーテを候補者のひとりに挙げているという。咋夏にヘルタ・ベルリンからバレンシアへ期限移籍した同選手だが、バレンシアは750万ユーロ(約10億6000万円)の買い取りオプションを行使することが困難な状況と指摘。その為、セビージャ以外にもアトレティコ・マドリードらがアルデレーテの獲得に興味を示していることも併せて報道している。
その他には、モナコに所属するU−21フランス代表DFブノワ・バジアシーレなどの名前が挙がっている模様。今シーズンのリーグ・アン24試合に出場したバジアシーレは、同リーグ2位となる空中戦勝率(77パーセント)を記録している。
2019−20シーズンのヨーロッパリーグを制覇し、今シーズンは3強の牙城を崩しかけたセビージャ。鉄壁の守備を築いてきたふたりのセンターバックを失う可能性がある中、敏腕スポーツディレクター(SD)のモンチ氏はどのような戦略を立てているのだろうか。