現役時代にマンチェスター・Uやレアル・マドリードで活躍した元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏が、2022FIFAワールドカップカタールを戦う同代表について語った。
ベッカム氏はマンチェスター・Uやイングランド代表で共闘したガリー・ネヴィル氏のYouTubeチャンネル「The Overlap」に出演。イングランド代表として115試合出場17ゴールを記録しており、過去3度のワールドカップにも出場したベッカム氏は、カタールW杯の開催時期に言及。11月から12月にかけて行われる同大会は、イングランド代表にとって有利だという見解を示した。
「僕らのイングランド代表にとってはこれ以上ないチャンスだと思う。言い訳と捉えて欲しくはないが、正直にこれまでの大会のことを話すと、難しい開催時期だった。世界で最もタフで過酷なプレミアリーグのシーズンが終わり、選手たちは疲れて休息を取りたくなっている。けれども、シーズンが終わってからワールドカップが開幕するまでにそんな時間はないんだ」
「今大会は違う。選手たちはシーズンの真っ只中で、コンディションがピークに達している時にワールドカップが開催されるんだ。オフも過ごしているし、最高の状態で大会に臨めるだろう。今回は本当にチャンスだ。若くエキサイティングなチームで、選手たちのことを長年見てきた監督もいる」
「僕はワクワクさせてくれるイングランド代表の試合を見たい。情熱的で、『僕もそこでプレーしたい!』と思わせてくれるような試合だ。1人のイングランド代表ファンとして、楽しみにしているよ」
イングランド代表は6月のUEFAネーションズリーグを2分2敗で終えており、ワールドカップに向けてチームを不安視する声も挙がっていた。果たして、ベッカム氏の予見通り、“スリーライオンズ”はカタールの地で世界の頂点に立つことができるだろうか。