ウェストブロムのイングランド代表GKサム・ジョンストンが、クリスタル・パレス行きで合意したようだ。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が速報で伝えている。
チャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)を戦っていたウェストブロムとの現行契約がこの夏で満了となるうえ、冬にはワールドカップも控えていることから、移籍先が注目されていた。この度、クリスタル・パレスと4年契約を締結し、本人も第1GKの座をスペイン代表GKビセンテ・グアイタと争うことをクラブに通達したと報じられている。
また、同選手を巡ってはトッテナムも獲得に興味を持っていたが、こちらはサウサンプトンに所属していたイングランド代表GKフレイザー・フォースターをフリー移籍で獲得している。
そして、この取引成立が決定的となったことから、パレスは元イングランド代表GKジャック・バトランドに対するオファーを受け付けると伝えられている。
現在29歳のジョンストンは、マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身。10度のローン移籍を経た後、2018年夏の移籍市場でウェストブロムに加入。高いセービング能力を武器に、2019−20シーズンはチャンピオンシップで2位となってプレミアリーグ昇格に貢献。今シーズンは、逆戻りすることとなったチャンピオンシップで36試合に出場し、15度のクリーンシート(無失点試合)を達成している。
また、イングランド代表には2021年6月の親善試合でデビュー。勢いそのままに、EURO2020のメンバーにも選出されている。
プレミアリーグ復帰間近となったジョンストン。久しぶりのトップリーグでどのような活躍を見せるのか注目だ。