アルファタウリ残留のガスリー、F1キャリア転換のチャンスを2024年に求める。期待される角田の来季とジュニア勢の今後

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2022年06月25日 09:10  AUTOSPORT web

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写真ピエール・ガスリーと角田裕毅(アルファタウリ)
ピエール・ガスリーと角田裕毅(アルファタウリ)
 アルファタウリ代表フランツ・トストがF1カナダGPで、ピエール・ガスリーは“100パーセント”来年もチームに残るとコメントした後、6月24日、ガスリーの2023年残留が正式に発表された。これは、ガスリーが来季に向けて他に魅力的なシートを見つけることができなかったことを意味する。彼は2024年まで待ち、より多くの選択肢を検討することになるだろう。また、アルファタウリは来年、角田裕毅を残留させる可能性が高く、レッドブルがサポートするジュニアドライバーたちが来年F1に昇格できないことは、ほぼ確実になった。

 レッドブル・レーシングは5月31日、セルジオ・ペレスが2024年末まで残留することを発表、ガスリーは少なくとも今後2年はレッドブル・レーシングに昇格されることはなくなった。2023年末までの契約をレッドブルと結んでいるガスリーだが、来季の他チーム移籍の可能性を探り始め、主要な候補はマクラーレンとアストンマーティンであるとみられていた。マクラーレンには、ダニエル・リカルドとの契約を今年末で打ち切るといううわさがあり、アストンマーティンに関しては、セバスチャン・ベッテルが現役を続行するかどうかが明らかになっていないからだ。

 しかしガスリーと代理人は、1カ月にわたって状況を見定めた結果、来年魅力的なシートを得られる可能性はないと判断したようだ。そのため、2023年末までのレッドブルとの現契約を全うし、選択肢が広がる2024年に希望を託すことにしたものとみられる。ガスリーは、かつてのカルロス・サインツのように、レッドブル傘下を離れ、キャリアアップを図りたいと考えている。レッドブルジュニアだったサインツは、2017年終盤にトロロッソからルノーに移籍、マクラーレンを経て、2021年にはフェラーリとの契約を勝ち取った。

 一方、2023年のガスリーのチームメイトは、引き続き角田裕毅が務める可能性が高い。ペレスとの契約発表後、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、アルファタウリに関し「現在のドライバーたちが残ると考えることができる」と発言していた。

 角田が来年、F1での3年目のシーズンをアルファタウリで送る場合、レッドブルのジュニアドライバーはF1昇格のチャンスを少なくとも2024年までは得られなくなる。現在レッドブルはF2に5人、F3に3人のジュニアドライバーを参戦させている。

 今年、レッドブル・ジュニアチームのドライバーでF2に参戦しているのは、リアム・ローソン、ユアン・ダルバラ、ユーリ・ビップス、デニス・ハウガー、岩佐歩夢の5人だ。このうちビップスは、ゲームのライブストリーミング中に人種差別的な言葉を使った件が問題視されており、レッドブルはこれを理由に、コース上でミスが多かったビップスをプログラムから外すものとみられる。

 ダルバラはすでにレッドブルジュニアプログラムの外でもF1への道を模索しており、最近、マクラーレンでテストを行う機会を得た。

 ローソンは、ビップスの後を継いでレッドブルとアルファタウリのリザーブドライバーの座に就くものとみられるが、参戦2年目のF2では第6ラウンド終了時点でランキング10位と、成績が振るわない。

 ルーキーであるハウガーと岩佐は、F1への準備はまだできていないものの、今のところ、上記3人よりも見込みはありそうだ。

 F3勢に目を向けると、ジャック・クロフォードとアイザック・ハジャルは第3ラウンド終了時点でランキング3位と4位に位置しているが、今年のF3のドライバーレベルはそれほど高くなく、今のところふたりはF1にふさわしい資質を見せていない。また、ジョニー・エドガーは不運なことに、クローン病で2ラウンドを欠場しなければならなかった。

 レッドブル・レーシングのラインアップは2024年末までは確定しており、アルファタウリのシートも2023年に空く可能性は低い。現ジュニアドライバーたちは、少なくともあと1年はF1昇格のチャンスを得ることはないだろう。

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