フェラーリが2023年タイヤ開発テストを実施。ピレリ、新世代F1マシンでのアンダーステア軽減のため、タイヤの変更を計画

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2022年06月28日 07:41  AUTOSPORT web

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写真フェラーリが2023年F1タイヤ開発テスト(ムジェロ)
フェラーリが2023年F1タイヤ開発テスト(ムジェロ)
 ピレリは、フェラーリの協力のもと、6月24日にイタリア・ムジェロで2023年用F1タイヤの開発テストを実施した。当日はレギュラードライバーのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツが一台のF1-75をシェアして走行を行った。ピレリは、2022年に導入された新世代F1マシンにアンダーステアの傾向があることから、2023年にこれを軽減するため、タイヤの変更を行おうとしている。

 ピレリは今シーズン、複数のチームの協力を得て5カ所のサーキットで来シーズンに向けたタイヤテストを行っていく予定で、今回のテストはその一環である。
 高速コーナーを有するムジェロのコースはピレリのテスト目的に適しており、立地条件も都合が良い。田園地帯に位置し、サーキットにつながる道路以外、隣接する道がなく、ファンやメディアに見られることを心配せずに、テスト走行を行うことができるのだ。ピレリもフェラーリも、今回のテストについて、詳細な情報を公開していない。フェラーリはふたりのドライバーによりムジェロでタイヤテストを行ったとSNSで報告しているものの、ピレリは周回数など詳細を一切明らかにしなかった。

 しかしフェラーリ関係者からの情報によると、この日の作業は順調に進み、予定よりも早く完了したということだ。

 新世代F1マシンが登場した今年、18インチタイヤが導入されたが、ピレリは今年のタイヤは新F1マシンに完全に適合してはいないと認めている。2021年に実施されたテストでは、チームが2022年のマシンが生み出す力を想定して改造したミュールカーが使用されていた。しかし、ピレリによると、チームの想定と現実には大きな違いがあったという。

「昨年は、現在のマシンで新しいタイヤをテストする機会はなく、ミュールカーを使用した。しかし少し違いがあった」とピレリのモータースポーツ責任者であるマリオ・イゾラはカナダGPの週末に語った。

「このミュールカーは、2021年のエアロパッケージを使用していたため、グラウンドエフェクトが実際のものと一致してはいなかった。現在のタイヤを設計する際には、ミュールカーをベースにバランスを取った。もちろんミュールカーは、現行マシンほどのアンダーステアを発生させていなかった」

 ピレリは2023年にタイヤの修正を行おうとしている。
「来年のタイヤをどうするかについて、より明確なアイデアを持っている。フロントタイヤを改善する。なぜなら今のリヤタイヤは非常に強く、それが低速でアンダーステアを発生させているからだ」とイゾラは言う。

「現行マシンでは、高速で発生するダウンフォース量がはるかに大きい。だが、低速ではそうでもない。そのバランスは、昨年のミュールカーで得た結果とは少し異なっている」

 イゾラは「アンダーステアの大部分は、エアロパッケージによるものだ」と言うが、タイヤの面からそれを軽減することを計画しているという。

「我々はすでに対応に動いており、2023年以降、マシンのバランスを取るため、少し異なるフロントタイヤの設計に取り組んでいる。それを今、現在のマシンでテストをしているわけだ」

このニュースに関するつぶやき

  • モタスポで多発のピレリタイヤトラブルを見るとますます買わない。
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