泉ピン子、「週末婚」でストレスなし 橋田壽賀子との“軽口エピソード”も

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2022年07月01日 11:00  AERA dot.

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写真泉ピン子さん(撮影/写真映像部・高野楓菜 ヘアメイク/ヘアーベル・林 香織)
泉ピン子さん(撮影/写真映像部・高野楓菜 ヘアメイク/ヘアーベル・林 香織)
 橋田壽賀子さん脚本の「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」など、多くの代表作を持つ俳優の泉ピン子さん。プライベートでは「週末婚」を実践しているという。どのような暮らしぶりなのだろうか。


【写真】泉ピン子さんの別カットをもっとみる
 ピン子さんの毒舌によって語られる、夫婦にしかわからない絆を感じさせるエピソード。数年前から青山の自宅を引き払い、熱海に暮らすピン子さんだが、最近は、ご主人が週末だけ熱海に通う週末婚を実践している。


「今は、うちのパパは土曜日に帰ってこさせるようにしてるの。だって、70で、毎日朝5時に起きて、6時半の新幹線に乗って、人様の命預かって帰ってきて、ご飯を食べてすぐ寝るような生活を送るより、平日は東京で過ごして、土日だけ帰ってきたほうがいいに決まってる。私もラクになりました。夫婦生活でストレスになるのが食事だから。年を取ると、食が細くなるし食べたいものもなくなるのに、毎日夕食のおかずは何にしようか、頭を悩ませなきゃならない。それが、週末婚だと、自分の食事の心配だけすればいいから」


 熱海での昼下がりの過ごし方は、テレビ鑑賞がメインだ。取材は5月末だったが、4月クールの連続ドラマのタイトルをスラスラと暗唱した。


「平日は民放が多い。月曜日は『元彼の遺言状』、火曜日は『持続可能な恋ですか?』、水曜日は特になくて、木曜日はキムタク様の『未来への10カウント』、金曜日は『インビジブル』。土曜日は、BSのドラマ、ネットフリックス、U‐NEXT、アマゾンプライム、ディズニープラスで新しい映画をチェックするか、WOWOWで録画しておいたドラマを観たり……。昔から『ピン子さんほどドラマを観てる女優はいませんよ』って言われる。でも、私から言わせれば、テレビ関係者は、皆さん、テレビで食べているくせにテレビを観なさすぎだと思う。(明石家)さんまさんと私ぐらいじゃない? 寝る間を惜しんでまで観ているのは。だってさ、死んだら、『ピン子さん、ピン子さん』っていくら呼ばれたって起きなくなるんだから。生きてる間は好きなものを観たほうがいい、すぐ死ぬんだからさ(笑)」




 そう言って豪快に笑ってから、スッと声のトーンを落とし、「橋田先生も、いろんなドラマを観てらしたなぁ」と続けた。


「『脚本を書かなくてもいい時期はドラマを観る時間があるのが嬉しい』と言って、『相棒』とか、『はぐれ刑事』シリーズなんかをよく観てた。『そんなに好きなら、サスペンスとか刑事ものを書けばいいのに。視聴率とれるんだから』なんて軽口をたたき合って(笑)。橋田先生の健康を気遣うつもりでいろいろ言うと、『わかんないよ、あんたが先に死ぬかもしれない』なんて返された。『90の私が書いているんだから、70のガキは仕事しろ!』って(笑)。橋田先生が『笑っていいとも!』に出演していたのは、今の私ぐらいの年齢なのよね。この年で、毎週一人で熱海から新宿まで通ってたんだから」


 初めての朗読劇は、「挑戦」だという。宮川彬良さんの音楽も入る、一筋縄ではいかない朗読劇。「未知の世界だから楽しいじゃない」と微笑んだ。



「年取るっていうのも未知の世界だけどさ、人生の先輩たちが、“年を取るのも悪くない”と言っていたそのココロは、私は、“忘れられる”ってことにあるような気がする。ウチの夫だって、自分の過去の過ちを『そんなことあったっけ』なんて忘れられるようになるんだから」


(菊地陽子、構成/長沢明)

※週刊朝日  2022年7月8日号より抜粋


>>【前編】泉ピン子、夫の「隠し子」騒動を振り返る「あんなに泣くことはなかった」


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