イギリスメディア『アスレティック』によると、トッテナムがエヴァートンに支払う移籍金は5000万ポンド（約83億円）となり、さらに追加でボーナスの1000万ポンド（約16億5000円）を支払う可能性があるようだ。なお、6月30日は多くのクラブにとって決算日。過去3シーズンで大きな損失を出しているエヴァートンは、プレミアリーグの利益と持続可能性に関するルールに間に合わせるため、このタイミングでエースの売却を決断したと見られている。
現在25歳のリチャーリソンは、2017年夏にフルミネンセからワトフォードに完全移籍。1年後の2018年夏、移籍金5100万ポンド（当時レートで約74億円）でエヴァートンに完全移籍した。2021−22シーズンのプレミアリーグでは、チームが低迷したなかでも10ゴール5アシストを記録した。また、2018年9月にデビューを果たしたブラジル代表では、36試合で14ゴールを記録している。
トッテナムにとっては、クロアチア代表MFイヴァン・ペリシッチ（インテルからフリー移籍）、イングランド代表GKフレイザー・フォースター（サウサンプトンからフリー移籍）マリ代表MFイヴ・ビスマ（ブライトンから完全移籍）に続いて、今夏4人目の補強となる。プレミアリーグ、カップ戦、チャンピオンズリーグ（CL）と過密日程を戦うチームにとって、イングランド代表FWハリー・ケインや韓国代表FWソン・フンミンとターンオーバーできるリチャーリソンの獲得は大きな意味を持ちそうだ。
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