阪神・才木、TJ手術乗り越え5回無失点 1159日ぶり白星に涙「感謝しかない」

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2022年07月03日 19:14  ベースボールキング

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ベースボールキング

5回無失点で3年ぶりの勝利を挙げた阪神先発・才木 (C)Kyodo News
● 中日 0 − 3 阪神 ○
<14回戦・バンテリンドーム>

 阪神は2連勝で残る借金は「6」。3年ぶりの一軍登板となった才木浩人投手(23)が5回無失点と好投し、2019年5月1日の広島戦(甲子園)以来、1159日ぶりの白星を手にした。

 才木は立ち上がりから150キロ前後の直球を軸に中日打線を翻弄。3点リードの5回は一死満塁のピンチを凌ぎ、5回76球、5安打無失点、5奪三振無四球の快投で救援陣にバトンを渡した。

 打線は2回、5番・大山が通算100号となる19号2ランをバックスクリーン右へ運び先制。3回は1番・中野が4号ソロを右翼席へ運び3−0とリードを広げた。救援陣は6回以降、小刻みな継投で無失点リレー。2020年11月にトミー・ジョン(TJ)手術を受けた才木は3シーズンぶりの白星を手にし、3点リードの9回を締めた岩崎は16セーブ目(1勝3敗)をマークした。

 敵地でヒーローインタビューを受けた苦労人は、「3年間リハビリで、手術もあってしんどかったんですけど…」と話し始めた直後に感極まり号泣。ファンの大きな拍手を受け再び顔を上げると、「ずっと支えてくれていた人たちのおかげでまた戻って来られたので、感謝の気持ちしかないです」と噛みしめるように話した。

 大山と中野のホームラン談話の中に、ともに「才木のために」との言葉が含まれていたことを伝え聞くと、「大山さんも中野さんも、密かに僕のことが好きだと思うのですごくうれしいです」と笑顔が弾けた。

 改めて3年ぶりの白星について問われると、「リハビリ期間はトレーナーの方とか理学療法士の方とか、いろんな人にお世話になったので、その人たちに僕だけではないですけど、これでちょっと肩の力を抜いてくれたらすごくありがたいなと思いますし、そういった方々のおかげで5回までゼロを並べられたので、本当に誇りに思うなというか、あとでしっかり感謝の気持ちを伝えられたらと思います」とコメント。

 最後は復活白星を見届けたファンに「長い間ずっと応援してくれたファンの方もいるので、これからリハビリで休んでいたぶん、しっかり巻き返していきたいと思うので応援よろしくお願いします」と感謝し大きな拍手を受けた。

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  • 久しぶりの一軍登板を中日戦にしたのは良かったと思う。日曜日だから中継ぎ注ぎ込めるし、チャンスに弱い打線なのも良かった。だから、次も今日のようにいくとは限らない。
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