元近鉄投手の佐野慈紀氏、右腕切断手術を告白「56歳 最初の出来事が右腕を失う事」

近鉄などで活躍したプロ野球の元投手・佐野慈紀氏（56歳）が4月30日、公式ブログを更新。5月1日に右腕切断手術を受けると告白した。

誕生日の30日に更新したブログで佐野氏は「56歳になりました。55歳はまさかの1年入院生活 今日は思い出に浸ろうかな。。」と、これまで歩んできた人生を回顧。野球を始めた頃から、プロ野球での思い出にも触れつつ、2023年以降、「右足中指を切断」「指先を2本切断」「心臓弁膜症」など糖尿病の影響で闘病が続き、「2024/05/01 感染症が進み明日右腕を切断する事に」とつづった。　

そして「56歳 最初の出来事が右腕を失う事。涙は出なかった。もちろんショックはあるけれど 何とか機能を残そうとしたけど。。。ままならない。受け入れることなんて出来ないけど 生きる為には乗り越えないとな」と辛い胸の内を吐露。

続けて「思い入れはたくさんある。思い出も語り尽きない。一緒に戦ってくれた右腕 感動を分かち合った右腕 明日、お別れする。ごめんなさい。この言葉しか浮かばない」とし、さらに「その後どうなるんだろう。不安がよぎる」と、その後も続く闘病への不安もつづっている。

佐野氏は1990年のドラフト3位で近鉄に入団。主に中継ぎ投手として活躍し、通算41勝を挙げた。その活躍から、一時は年俸1億円を突破。薄い頭髪を活かした“ピッカリ”のキャラクターでも人気を博した。

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