坂本真綾「まさかこのような展開が待っているとは夢にも思わなかった」 約9年ぶりのMCU作品参加で感じた驚きと喜び 映画『ソー:ラブ&サンダー』【インタビュー】

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2022年07月06日 07:20  エンタメOVO

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写真ナタリー・ポートマンの吹き替えをした坂本真綾
ナタリー・ポートマンの吹き替えをした坂本真綾

 アベンジャーズメンバー唯一の単独シリーズ4作目『ソー:ラブ&サンダー』が7月6日から公開される。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘の後、ガーディアンズとチームを組み、宇宙へと旅立ったソー(クリス・ヘムズワース)は、多くの人々の死に傷つき、戦いは止めようと心に決める。ところが、神殺しのゴア(クリスチャン・ベール)が神々の全滅を目指していると知り、地球に戻る。ニュー・アスガルドを襲撃するゴアに、ソーとヴァルキリー(テッサ・トンプソン)が応戦するが、そこへ突如もう一人のマイティ・ソーが参戦する。それは、ムジョルニアによって力を得た元恋人のジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)だった。

 予告編でたくましくマイティ・ソーの武器、ムジョルニアを振りかざしていたソーの元恋人ジェーンの吹き替えを担当した坂本真綾に、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』以来の出演となる本作への期待や、俳優としての心掛け、長年吹き替えを担当してきたポートマンの印象などを聞いた。




−『ソー:ラブ&サンダー』の日本語吹き替え版の声優続投の第一報を聞いたときの気持ちを聞かせてください。

 2作目のラストで2人はハッピーエンドで終わったと思ったのに、(前作の)「バトルロイヤル」の中のせりふで、別れたと語られていたのでとても残念に思っていました。私自身、ソーとジェーンのカップルが大好きだったんです。もうジェーンが登場することもないんだろうなあと思っていたので、この『ラブ&サンダー』の予告を見たときは、本当にびっくりしました。普通の人間だったジェーンがまさかのヒーロー・マイティ・ソーになって再登場!? 一体どんな再会になるんだろうとワクワクしました。どういう経緯で彼女がムジョルニアを握って戦うことになるのか、意外過ぎて全く想像できませんでしたが、再びジェーン役を演じる機会を頂けて私もすごくうれしかったです。

−ジェーンはシリーズ2作目以来の登場になります。収録までに準備したことなどはありますか。

 1作目と2作目を改めて見直してみたんですが、ジェーンにとってソーがどんなに特別な存在だったかを再確認したので、一体どうして別れてしまったのか、2人にその後何があったのかを知りたいなあと思ったりしました。

−これまでのジェーンと本作のジェーンで演技を変更した点などはありましたか。

 年月を経て、年齢も重ねていますし、キャリアも順調のようで世界中の尊敬を集める有名な科学者になっていました。落ち着いた大人の雰囲気をまとっていたので、そういう変化が自然に出せればいいなと思いました。一方で、今の彼女はある葛藤を抱えていて、他の人には見せない弱い一面も描かれています。そんな彼女の揺れ動く心情に寄り添いたいなと思いました。

−アニメや吹き替え、ナレーションなどの現場で心掛けていることはありますか。

 吹き替えの場合は、すでに映像の中で演じている俳優さんがいるので、表情やせりふの言い方、体の使い方などを観察して、できる限り意図をくみ取って、寄り添いたいなと思って取り組んでいます。自分がどう演じたいかというよりも、オリジナルの俳優さんがどのように感じていたのだろうかと想像しながら、日本語に置き換えていくようなイメージです。

−ジェーンといえば、すらっとしたとても美しい女性というイメージでしたが、本作のムジョルニアを持ち上げるたくましい姿のジェーンはいかがでしたか。

 ジェーンはデータや数値とにらめっこしている頭脳派のイメージでしたから、ムジョルニアを手にどんどん敵を倒していくパワフルな彼女がすごく意外で、新鮮でした。マイティ・ソーの姿であるときは、髪形やメークなども普段のジェーンとはずいぶん違っていて、よりゴージャスな雰囲気でしたね。

−本作の予告を最初に見たときに、ヒーローとなってソーと共にバトルをしている姿にとても衝撃を受けました。アフレコ収録などで本編を初めて見たときの感想をお願いします。

 まさかこのような展開が待っているとは夢にも思わなかったので、初めでキービジュアルを見たときには、あまりにも驚いて笑ってしまったんですが、本編を見るとなぜジェーンがこのような生き方を選んだのかが分かるので、納得というか、より一層彼女のことを応援したくなりました。

−昨年、デビュー25周年を迎え、今年はお子さんが誕生し、公私ともに忙しさが増している坂本さんですが、今後挑戦してみたいことなどはありますか。

 同世代であるナタリー・ポートマンさんの声を、10代のときから長年にわたり多くの作品で担当させていただいてきたので、彼女が進み続ける限り、私も頑張って続けていきたいし、できれば年を取っておばあさんになっても、彼女の吹き替えをやらせてもらうことができたらいいな…というのが私の夢の一つです。吹き替えを通して、彼女から多くの刺激をもらってきたし、俳優として学ぶことがたくさんありました。一度もお会いしたことはないのですが、勝手ながらとてもよく知っている親しい人のような気持ちで彼女を応援しています。

−最後にファンへメッセージをお願いします。

 久々に再会したジェーンはこれまで以上にかっこよく、美しく、そして相変わらず真面目で、それでいておちゃめで。ほれ直してしまうほどすてきな人でした。ソーとジェーンは、お互いに運命の相手であるにもかかわらず、何度もすれ違ってきた恋人同士だったように思います。そんな2人が今作で再会してどんな関係を築いていくのか、ぜひ劇場で見守ってほしいです。

(取材・文/丸山有咲)


(C)Marvel Studios 2022


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