プジョー9X8は『150km/h』からハイブリッド使用可能に。WECモンツァ戦のBoP発表

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2022年07月07日 09:40  AUTOSPORT web

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写真WEC第4戦モンツァでデビューを迎えるプジョーの新型ル・マン・ハイパーカー、『9X8』
WEC第4戦モンツァでデビューを迎えるプジョーの新型ル・マン・ハイパーカー、『9X8』
 FIAのエンデュランス・コミッティは、WEC世界耐久選手権第4戦モンツァ向けのBoP(性能調整)ブルテンを7月5日付で発行した。新たにハイパーカークラスに参入するプジョー9X8のイニシャルBoPが判明したほか、トヨタなどその他のマニュファクチャラーにもいくつかの変更が加えられた。

 7月10日にイタリア・モンツァで決勝が行われるWEC第4戦では、最高峰ハイパーカークラスに、ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定のニューマシン、プジョー9X8が2台体制でデビューする。今回のBoPブルテンにおいては、この新型車両の最初のBoPが判明したほか、ハイパーカークラスを戦うトヨタGR010ハイブリッド、グリッケンハウス007 LMH、アルピーヌA480も、それぞれ出力や重量の面で調整を受けている。

 フロントにハイブリッドシステムを搭載するプジョー9X8は、最低重量が1079kgと定められた。最大出力は515kW、1スティントでの最大エネルギー量は909MJとなっている。

 対するトヨタは最低重量が1kg増やされ1071kgに。最大出力は7kW増の513kW、1スティントの最大エネルギー量は7MJ増の905MJとなっている。

 両車で大きく異なるのはフロントモーターの『デプロイメント・スピード』で、トヨタが開幕から変わらず『190km/h以上』で据え置かれているのに対し、プジョーは40km/h低い『150km/h以上』に設定されている(いずれもドライ/ウエットともに同じ数値)。

 このデプロイメント・スピードに関しては以前、ACOフランス西部自動車クラブのコンペティション・ディレクターが「タイヤサイズに関連するもの」と説明、トヨタとは異なるタイヤサイズを選択しているプジョーでは、異なる値になることを明らかにしていた。

 モンツァに新たなカラーリングで挑むハイブリッド非搭載LMHのグリッケンハウスは、13kWの出力増加を受け、モンツァでは最大533kWでの走行が可能となる。1スティントの最大エネルギー量もこれに合わせて11MJ増やされ、921MJとなっている。最低重量は1030kgで変わらない。

 ノンハイブリッドLMP1車両でハイパーカークラスに特認参戦しているアルピーヌ952kgという車重は変わらないが、ル・マンの決勝に比べて11kW増の428kW、42MJ増の795MJという数値になっている。

 LMGTEプロ&アマクラスのBoPも同日に発表されており、フェラーリ488 GTE Evoではターボのブースト圧がエンジン回転数全域で高められている。また、合わせて488は両カテゴリーで3リッター、燃料タンク容量が増やされた。

 また、ポルシェ911 RSR-19でも燃料タンク容量が2リッター、引き上げられている。シボレー・コルベットC8.Rと、アストンマーティン・バンテージAMRでは、BoPの数値に変更はない。
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