世界で初めてレストランを作った男を描く フランス映画『デリシュ!』9月2日公開決定

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2022年07月12日 10:01  リアルサウンド

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『デリシュ!』(c)2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS

 フランス映画『デリシュ!』が9月2日に日本公開されることが決定した。


 本作は、美食の国フランスを舞台に、世界で初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマ。1789年、フランス革命前夜。誇り高い宮廷料理人のマンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)は、公爵主催の食事会で渾身の料理を振る舞う。しかし、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い、公爵(バンジャマン・ラベルネ)から解雇されてしまう。失意を抱えたマンスロンは息子(ロレンゾ・ルフェーブル)を連れて実家に戻る。ある日、料理を学びたいという謎めいた女性ルイーズ(イザベル・カレ)が現れる。弟子は不要と断り続けるが、熱意に押されて彼女の希望を受け入れるのだった。やがて、マンスロンは美味しい料理を作る喜びを再発見していく。そして、ルイーズの助けとの息子の協力を得て、世界で初めて一般人のために開かれたレストランを開く。店はたちまち評判となり、公爵にその存在を知られてしまう……。


 貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代から、「レストラン」は、その誕生と共に貴族も庶民も共に食事を楽しむ場となった。フランス革命と共に訪れる「食の革命」、世界初のレストラン誕生の秘密が明らかになる。


 監督を務めたのは、フランスで長く脚本家のキャリアを積んだエリック・ベナール。今作が長編第7作、初の時代劇となる。主人公のマンスロンを演じたのは、『グッバイ・ゴダール!』や『オフィサー・アンド・スパイ』のグレゴリー・ガドゥボワ。『記憶の森』でセザール賞主演女優を受賞したイザベル・カレが、マンスロンと共に料理で公爵と対決する謎の女性ルイーズ役を務めた。


 あわせて公開された日本版オリジナルのポスターでは、「世界初の“レストラン”開業の秘密、教えます」のキャッチコピーに、主人公のマンスロンとルイーズが互いを見つめ合い小麦粉をこねている姿が中央に配置され、背後には世界初のレストランで美味しい料理を楽しむ客たちの姿が。そしてふたりの前には、本作のもうひとつの主役である食材が並んでいる。


(リアルサウンド編集部)


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